米アナハイムで開かれた「D23:究極のディズニーファンイベント」の2日目、ディズニーは世界6つのリゾートで進むパークの計画を一気に公開した。日本のファンにとっては、東京ディズニーランドのスペース・マウンテンがその並びに入っていたことが大きい。(フロントロウ編集部)
発表の舞台は、夜のアリーナだった
2日目のハイライトになったのは、俳優のニール・パトリック・ハリスが司会を務めた「ディズニー・エクスペリエンス・ショーケース」。昼はイベント史上最大規模のショーフロアが広がるアナハイム・コンベンション・センター、そして夜はホンダ・センターへと場所を移し、パークを設計するイマジニアやストーリーテラーたちが次々に登壇した。
幕開けは、ディズニーが長年磨いてきたロボット技術「オーディオアニマトロニクス」へのトリビュート。そこからシェリル・クロウ、ベック、ロス・ロボス、グロリア・ゲイナーというグラミー賞受賞アーティストのサプライズ・パフォーマンスが続き、会場は終始沸きっぱなしだったという。

同じイベントで先に発表されていたのは、『Mr.インクレディブル3』や『リメンバー・ミー2』といった映画の新作情報だった。2日目に用意されていたのは、その物語が実際に歩ける場所になるという話だ。
東京のスペース・マウンテンは「アースライズ」になる
世界各地のパークの計画として名前が挙がったのは、ディズニーランド・パリの『ライオン・キング』をテーマにしたエリアから、東京ディズニーランドで一新される「スペース・マウンテン」まで。ディズニー本社のリリースが東京の名前をわざわざ書いたのには理由がある。
運営するオリエンタルランドが日本時間8月13日に公表したリリースによると、この新アトラクションの正式名称は「スペース・マウンテン・アースライズ」。オープンは2027年で、建物からライドシステムまで丸ごと造り替えられ、東京ディズニーリゾートのコースターとしては初めて、車両に搭載されたオーディオシステムが導入される。
「アースライズ」とは、宇宙から見て月のふちの向こうに地球が昇ってくる、あの光景のこと。世界のディズニーパークのなかで日本オリジナルのテーマだ。同じトゥモローランドには映画『シュガー・ラッシュ』をテーマにした世界初の屋内アトラクション「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」も2027年春に加わり、拡張プロジェクト全体の総投資額は1,000億円にのぼる。

会場が最も沸いたのは、蘇るイエティだった
フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでは「トロピカルアメリカ」「モンストロポリス」、『カーズ』をテーマにしたエリア、そして悪役だけを集めた「ヴィランズランド」の最新情報が出た。カリフォルニアのディズニーランド・リゾートには『リメンバー・ミー』のアトラクションと「アベンジャーズ・キャンパス」の拡張が控え、香港と上海ではマーベルをテーマにした新しい体験が始まる。
なかでも歓声が大きかったのは、ディズニー・アニマルキングダムの「エクスペディション・エベレスト」に棲むイエティの発表だという。あのオーディオアニマトロニクスが、ふたたび迫力ある姿で蘇る。さらにエプコットの「ジャーニー・イントゥ・イマジネーション」は全面刷新され、おなじみのフィグメントに「ドリームファインダー」が戻ってくることも明かされた。
ディズニー・エクスペリエンスのチェアマンであるトーマス・マズルームは、カリフォルニアの「トゥモローランド」を一新する計画を発表したうえで、こう語っている。「世界各地でディズニー・エクスペリエンスが拡大し、進化を続ける中で、私たちの活動の中心にいるのは常にファンの皆さまです」。

1955年にアナハイムでディズニーランドが開園してから70年。いまは3大陸に12のテーマパークが広がり、アブダビでは7つ目のリゾートが動いている。そのD23自体も、2027年6月にアジアで初開催されることがすでに決まっている。

















