笑いながら「申し訳ありません」と口にした――その反応が波紋を広げた。(フロントロウ編集部)
「ボイコットの動きは知らなかった」
キーラ・ナイトレイが、Audibleの『ハリー・ポッター』全7巻をフルキャストで制作するオーディオブック企画への参加について問われた際、こう答えた。「知りませんでした。いいえ」と答え、笑いを交えながら「申し訳ありません」と続けた。
「今は、私たち皆がどう共存していくかを考えなければならない時代だと思います。それぞれ異なる意見を持っています。お互いに敬意を持てればと願っています」
この発言は、米メディア「Decider」のインタビューで語られた。ナイトレイはオーディオブック版でドローレス・アンブリッジ教授を演じる。第1弾「ハリー・ポッターと賢者の石」は2025年11月4日にAudibleで配信された。
笑いを交えた反応に批判
ところが、「申し訳ありません」と述べた際に笑いを交えたことが、一部で批判を招いた。SNSでは、笑いを交えたナイトレイの反応を批判する声が上がった。
一部ファンによるボイコットの呼びかけの背景には、J.K.ローリングのトランスジェンダーをめぐる発言への批判がある。ローリングは2020年、月経のある人を指す表現についてSNSで投稿して議論を呼んで以降、性別やトランスジェンダーをめぐる自身の見解を繰り返し発信している。2023年には、性別について自身の考えに反する発言を強制されるくらいなら「喜んで2年間刑務所に入る」と投稿した。
一方、映画シリーズに出演したダニエル・ラドクリフとエマ・ワトソンは、トランスジェンダーの人々への支持を表明している。ワトソンはローリングの2020年の投稿後、「トランスの人々は、自分自身がそうだと語る通りの存在です」という趣旨のメッセージをSNSで発信し、ラドクリフもLGBTQ+の若者を支援する組織「The Trevor Project」を通じて立場を表明した。
ナイトレイの発言は、『ハリー・ポッター』をめぐる議論に改めて注目を集めることになった。

















