2026年8月26日(現地時間)、ニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)。全30公演のレジデンシーをスタートさせたハリー・スタイルズが、23曲で初夜の幕を開けた。(フロントロウ編集部)
前日に死去したドリー・パートンへ
公演前日の8月25日、カントリー界の伝説ドリー・パートンが80歳で世を去った。訃報はコンサートの準備が進む最中に届いた。ハリーはその夜、ドリーの「I Will Always Love You」を会場に流し、観客とともに歌って彼女を追悼した。
ドリーが作曲した「I Will Always Love You」はポップ史に残る名曲で、ホイットニー・ヒューストンがカバーして世界的ヒットとなった。死去の翌夜に、ニューヨークの観客とともにドリーを追悼する印象的な場面となった。
22曲のうち11曲は最新作から
この夜のセットリストでは、2026年3月にリリースした最新アルバム『Kiss All the Time. Disco, Occasionally.』から12曲中11曲が演奏された。今回のツアーで初披露となった「Carolina」「Cinema」「Satellite」「Kiwi」の4曲もセットリストに加わった。最新アルバムから11曲を披露する一方、過去作からも幅広く選曲された構成となった。
オープニングアクトを務めたのはDJのJamie xx。エレクトロニック・ミュージック界のキーパーソンを呼び込み、開演前から会場の熱量を高めた。
2022年の自己記録を、倍にして超える
ハリーとMSGの縁は深い。2022年の「Love on Tour」ではMSGで15公演を行ない、会場にはその功績をたたえる永久バナーが掲げられた。今回の30公演を完走すれば、ハリーがMSGでヘッドライナーを務めた公演数は累計52公演に達する。2022年の15公演を倍にする30公演のレジデンシーとなる。
2026年5月にアムステルダムで開幕した世界ツアー「Together, Together」は、7月にブラジル公演の急遽中止などの出来事を経て、ニューヨーク公演を迎えた。MSG公演は毎週水・金・土曜日を中心に、10月31日まで30公演が予定されている。

















