ハリー、ロン、ハーマイオニー『ハリー・ポッター』の主人公たちが所属するのが、赤と金のグリフィンドール寮だ。物語の「ホーム」であるこの寮は、何を大切にし、どんな人物を輩出してきたのか。この記事では、グリフィンドール寮の特徴から有名な出身者、創設者ゴドリック・グリフィンドールの人物像まで、まとめて解説する。
グリフィンドール寮の特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 重んじる資質 | 勇気・騎士道精神・大胆さ |
| 象徴の動物 | ライオン |
| 寮のカラー | 緋色と金 |
| 創設者 | ゴドリック・グリフィンドール |
| 談話室 | 「太った婦人」の肖像画の奥、塔の上 |
| 寮監 | マクゴナガル先生 |
グリフィンドールが評価するのは「勇気と胆力」。ただしそれは怖いもの知らずという意味ではなく、怖くても正しいことのために立ち上がる強さを指す。1年生のネビルが、規則を破る友人たちを止めようとして表彰された逸話は、この寮の価値観をよく表している。
談話室は塔の上。入り口は「太った婦人」の肖像画
グリフィンドール寮の談話室は、ホグワーツ城7階の塔にある。入り口を守るのは「太った婦人」と呼ばれる女性の肖像画で、彼女に合言葉を告げると額縁が扉のように開く仕組みだ。中は暖炉とふかふかの肘掛け椅子がそろう緋色の空間で、そこから螺旋階段を上ると男子寮・女子寮の寝室に分かれる。ちなみに男子が女子寮の階段を上ろうとすると、階段が滑り台に変わって侵入を阻む。寮付きのゴーストは、首が皮一枚でつながった「ほとんど首無しニック」。パーティー好きの陽気な幽霊で、寮の名物のひとつだ。
歴代の「合言葉」一覧。忘れると談話室に入れない
読者・観客の記憶に残るのが、談話室に入るたびに必要になる合言葉だろう。作中で登場した主な合言葉はこちら。
| 合言葉 | 登場作品 |
|---|---|
| カプート・ドラコニス | 『賢者の石』(ハリーが最初に聞いた合言葉) |
| ピッグ・スナウト(豚の鼻) | 『賢者の石』 |
| フォーチュナ・メジャー | 『アズカバンの囚人』 |
| オッズボディキンズ | 『アズカバンの囚人』(原作) |
| ミンビュラス・ミンブルトニア | 『不死鳥の騎士団』(原作。ネビルの植物の名前) |
| ディリグラウト | 『謎のプリンス』(原作) |
合言葉は定期的に変更されるため、覚えるのが苦手なネビルはいつも談話室の前で立ち往生していた。『アズカバンの囚人』では、ネビルが書き留めた合言葉のメモが原因でシリウス・ブラックの寮内侵入を許してしまい、大目玉を食らう羽目に。さらにこの騒動では、シリウスに入室を拒んだ太った婦人が肖像画ごと切り裂かれ、しばらく騎士カドガン卿の肖像画が代役を務めるという珍事も起きた。合言葉ひとつで事件が起きるのだから、ホグワーツのセキュリティは案外スリリングだ。
有名な出身者たち
主人公トリオのほか、ダンブルドア、シリウス・ブラック、ルーピン、ハリーの両親ジェームズとリリー、ウィーズリー家の面々と、物語の中心人物の多くがグリフィンドール出身だ。世代を超えて「ヴォルデモートと戦った側」の背骨になっている寮といっていい。個々の人物像はキャラクター一覧の記事で確認できる。
創設者ゴドリック・グリフィンドールとは?
約1000年前にホグワーツを共同創設した4人のひとりで、当時最強と謳われた決闘の名手。ゴドリックの谷という地名や、彼の帽子から生まれた「組分け帽子」、そしてゴブリンの名工が鍛えたグリフィンドールの剣と、シリーズの重要アイテムの多くが彼に由来する。マグル生まれの入学に反対したサラザール・スリザリンと対立し、親友だった2人が袂を分かったという伝説は、1000年後の物語の対立構造をそのまま予告している。
ライバルはスリザリン。でも本当の教訓は…
寮対抗戦でもクィディッチでも、グリフィンドールの宿命のライバルはスリザリン。ただしシリーズを最後まで見ると、「グリフィンドール=善、スリザリン=悪」という単純な図式は気持ちよく裏切られる。勇気の寮の出身者にも裏切り者(ピーター・ペティグリュー)はいるし、蛇の寮にも命がけの愛を貫く人がいる。その対比はスリザリン寮の解説記事とあわせて読むとよく分かるはずだ。
自分がグリフィンドールか確かめるなら
ワーナー・ブラザース公式サイトWizarding Worldの組分け診断では、質問に答えると4寮のいずれかに組分けされる。「怖くても一歩踏み出せるか」を問われる質問にドキッとしたら、あなたはもうグリフィンドール候補かもしれない。赤と金のマフラーを用意して、2026年12月配信開始のドラマ版で新しいホグワーツ生活を迎えよう。(フロントロウ編集部)


















