『ハリー・ポッター』で「ハリー、おまえは魔法使いだ」と最初に告げる大男、ルビウス・ハグリッド。ホグワーツの森の番人にして、ハリーの最初の友人でもある。規格外の巨体、ピンクの傘、空飛ぶバイクと謎の多いキャラクターだが、その裏には切ない過去が隠れている。この記事では、ハグリッドの身長や半巨人の正体、退学の真相、愛用アイテムまでまとめて解説する。
ルビウス・ハグリッドのプロフィール

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 職業 | ホグワーツの森と鍵の番人。のちに魔法生物飼育学の教師 |
| 血筋 | 半巨人(父は魔法使い、母は巨人族のフリドウルファ) |
| 住まい | ホグワーツ敷地内の小屋。ボアハウンド犬のファングと暮らす |
| 愛用品 | ピンクの傘、空飛ぶバイク、モグラ皮のコート |
| 異母弟 | 巨人のグロウプ |
| 演じた俳優 | ロビー・コルトレーン |
ワーナー・ブラザース公式サイトWizarding Worldの解説によると、ハグリッドは見た目の恐ろしさと中身のギャップが持ち味。凶暴な魔法生物を「かわいい子」と呼んではばからない生粋の動物好きで、涙もろく、口を滑らせて重要な秘密を漏らすのもお約束だ。
ハグリッドの身長は?正体は「半巨人」
原作でのハグリッドは「普通の人の2倍の背丈、3倍の横幅」と描写される桁外れの巨体。これは母親が巨人族出身の「半巨人」だからだ。巨人族は魔法界で危険視・差別される存在のため、ハグリッドは長年この出自を隠しており、『炎のゴブレット』で新聞にすっぱ抜かれた際には小屋に引きこもるほど傷ついた。それでも「自分を恥じるな」というダンブルドアや生徒たちの励ましで立ち直っていく。ちなみに映画では、遠近法を使ったセットや特大サイズの小道具、ボディダブルを駆使してあの巨体を表現していた。
なぜ退学になった?ピンクの傘に隠された秘密
ハグリッドはホグワーツ在学中の3年生のとき、「秘密の部屋を開いて怪物を放った」という無実の罪で退学処分を受けている。真犯人は後のヴォルデモートことトム・リドルで、ハグリッドが可愛がっていた大蜘蛛アラゴグを怪物に仕立て上げられたのだ。このとき杖はへし折られてしまったが、ダンブルドアの計らいで森の番人として学校に残ることを許された。以来ハグリッドが手放さないピンクの傘には、折られた杖のかけらが仕込まれているとされ、ダーズリー家のダドリーに豚のしっぽを生やした「傘の魔法」の正体もこれ。『アズカバンの囚人』からは魔法生物飼育学の教師に就任し、名誉も少しずつ回復していった。
空飛ぶバイクとハリーとの絆
シリーズ第1作の冒頭、赤ん坊のハリーをダーズリー家へ届けたのが、ハグリッドの駆る空飛ぶバイクだった。このバイクはもともとシリウス・ブラックの愛車で、あの夜に「もう自分には必要ない」と託されたもの。『死の秘宝 PART1』では、成長したハリーを乗せて再び夜空を駆け、物語の始まりと終わりをつなぐ小道具になっている。11歳のハリーに出生の真実を告げ、誕生日ケーキを焼き、初めての誕生日プレゼントにフクロウのヘドウィグを贈ったのもハグリッド。ハリーにとって「魔法界の入り口」そのものといえる存在だ。学校の見取り図的な背景はホグワーツの解説記事でも紹介している。
演じたロビー・コルトレーンと、ドラマ版の新ハグリッド
映画全8作でハグリッドを演じたロビー・コルトレーンは、2022年10月に72歳で死去。「ハグリッドはあなただった」と世界中のファンが悲しみ、共演者たちの追悼の言葉はキャストの追悼まとめ記事でも紹介した。生前の「50年後も観られ続ける。自分はもういなくても、ハグリッドは残る」という言葉は、いまや彼の遺言のように語り継がれている。そして2027年放送予定のドラマ版『ハリー・ポッター』では、ニック・フロストが新たなハグリッドを演じることが発表済みだ。
ドラマ版キャスト一覧と合わせて、新旧の森の番人を見比べてみてほしい。(フロントロウ編集部)


















