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『ブレイキング・バッド』の息子役、RJ・ミットが34歳で死去

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『ブレイキング・バッド』の息子役、RJ・ミットが34歳で死去
写真:Getty Images

 ドラマ『ブレイキング・バッド』で主人公ウォルター・ホワイトの息子、ウォルター・ホワイト・ジュニアを演じた俳優のRJ・ミットが、現地時間10月12日に亡くなった。34歳だった。代理人が米Deadlineに明らかにした。(フロントロウ編集部)

代理人「深い悲しみとともに」

 代理人によると、RJが亡くなったのは米テキサス州ブラウンズビル。代理人は「俳優、慈善活動家、そして障がい者の権利を熱心に訴えてきたRJ・ミットの訃報を、深い悲しみとともにお伝えします」とコメントし、遺族のプライバシーへの配慮を求めた。

 米TMZは、郡の関係者の話として、RJが自ら命を絶ったと報じている。警察は現在も調査を続けているという。今月に入ってからも、RJは『ブレイキング・バッド』で共演したルイス・モンカダと会い、笑顔の写真をSNSに投稿していた。また、昨年には長年交際していたケネディ・スアレスにプロポーズし、婚約していた。

自身と同じ脳性まひのある役で、全56話に出演

 RJは2008年から2013年まで放送された『ブレイキング・バッド』で、ブライアン・クランストン演じるウォルターと、アンナ・ガン演じるスカイラーの息子「ウォルト・ジュニア」を演じ、全56話に出演した。役柄と同じく、RJ自身にも脳性まひがあった。

 作品の人気をきっかけに、RJは障がいへの理解促進や、エンタメ業界における障がいのある俳優の起用を訴える活動にも力を注いだ。米国の脳性まひ支援団体や小児病院のアンバサダーを務め、自身の財団を通じても慈善活動に取り組んでいた。ドラマ『Switched at Birth(原題)』などにも出演している。

亡くなる約1週間前のポッドキャストで語っていたこと

 RJは亡くなる約1週間前の10月5日、ポッドキャスト番組に出演し、ウォルト・ジュニア役を射止めるまでの経緯を振り返っていた。米Peopleによると、オーディションは半年以上におよび、ロサンゼルスで4回、ニューメキシコで1回、役のせりふを読んだという。キャスティング・ディレクターから松葉杖を渡されたエピソードも明かし、ウォルト・ジュニアが、同作のクリエイターであるヴィンス・ギリガンの亡き友人で、同じく脳性まひのあった人物をモデルにしていたことにも触れていた。

 また、ロサンゼルスで初めて受けたオーディションが、カリフォルニア州の薬物乱用防止CMだったことも笑いながら語り、「『ブレイキング・バッド』も、ある意味では薬物乱用防止のドラマだと思う。誰にとってもいい結末にはならないから」と冗談を飛ばしていた。

 画面の中では父親の秘密に翻弄される息子を演じ、画面の外では障がいのある俳優たちの道を切り開こうとしていたRJ。あまりにも早い別れとなった。

 ※本記事は自死に関する内容を含みます。悩みを抱えている方、またお近くに悩みを抱えている方がいらっしゃる場合は、下記の相談窓口をご利用ください。

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