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幻のセカンド・アルバムも。フィル・ライノットのソロ作品が8枚組ボックスに

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幻のセカンド・アルバムも。フィル・ライノットのソロ作品が8枚組ボックスに
画像提供:ユニバーサル ミュージック

 シン・リジィの創設者でフロントマンだったフィル・ライノットのソロ作品を、初めて本格的にまとめた8枚組ボックスセット『The Story Of My Life』が10月30日に発売された。没後40年を記念した作品で、未発表音源は29曲。収録曲のひとつ、ジョン・サイクスとの「Please Don’t Leave Me」のオリジナル・ヴァージョンは、ストリーミングで初めて聴けるようになった。(フロントロウ編集部)

お蔵入りしていたセカンド・ソロ・アルバム

 ボックスの柱になるのは、ソロ・アルバム『Solo In Soho』と『The Philip Lynott Album』。そこにゲイリー・ムーア、ミッジ・ユーロ、ジョン・サイクスらとのコラボレーション作品が加わる。

 目玉は『Fatalistic Attitude』だ。フィルのセカンド・ソロ・アルバムとして録音されながら、長く世に出なかった作品で、今回ボックスに収められた。アートワークは、シン・リジィと長年組んできたジム・フィッツパトリックが、デニス・オリーガンの写真をもとに新たに描いたもの。『Fatalistic Attitude』は単独のLPとしても発売される。

 選曲と編纂を手がけたのは、シン・リジィに詳しいニック・シャープ。ブックレットには、『Pink Floyd: Shine On: The Definitive Oral History』の著者マーク・ブレイクが新しいライナーノーツを寄せ、貴重な写真や記念品も載せている。フィルの遺族も、このボックスを全面的に支持しているという。日本では輸入盤と配信で取り扱われる。

三回忌の年に届いた、サイクスとの共作

 「Please Don’t Leave Me」は、サイクスとフィルが一緒に書いた曲。ギターはサイクス、ボーカルとベースはフィル。ドラムにはブライアン・ダウニー、キーボードにはダレン・ウォートンが参加した。1982年に発表されたこのオリジナル・ヴァージョンが、ストリーミングで配信されるのは今回が初めて。サイクスは2024年12月に亡くなっており、2026年は三回忌にあたる。

 フィルはイングランドのウェスト・ブロムウィッチに生まれ、ダブリンで育った。アイルランドを代表する黒人の文化人のひとりとなり、アイルランド音楽にとどまらず、世界のロックを象徴する存在になった。ゲイリー・ムーアのデモを収めたシン・リジィの紙ジャケット盤に続き、フィルの足跡をたどれる作品がまたひとつ増えた。

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