日本の「化粧水」をアメリカの定番に!「肌ラボ」が米国で再始動


ロート製薬のスキンケアブランド「肌ラボ」の海外版、Hada Labo Tokyo(ハダラボ・トーキョー)が、米国で再始動した。新たに主役に据えたのは、日本ではおなじみの化粧水。洗顔後に保湿クリームを塗るスキンケアが一般的な米国で、その間に化粧水を取り入れる日本式の保湿習慣を広めようとしている。(フロントロウ編集部)
アメリカで広めたい、日本式の「化粧水」習慣
米国では、洗顔後にそのまま美容液や保湿クリームを使うスキンケアが一般的。日本の化粧水に近い「トナー」も販売されているが、従来は肌の汚れをふき取ったり、引き締めたりする目的で使われることが多かった。現在では保湿を目的としたトナーも増えているものの、日本のように化粧水を日々のスキンケアの基本として取り入れる習慣とは違いがある。
Hada Labo Tokyoも、米時間11月6日に発表した声明で、日本の化粧水の役割を説明している。英語の商品名に「ローション」と入っていても、クリーム状の保湿剤ではなく、洗顔後に肌へうるおいを与え、次のスキンケアにつなげるためのアイテムだという。
実際、肌ラボの化粧水は2022年にも「日本発の化粧水」として海外の口コミで話題になったことがある。ただし、当時注目されたのは日本版の商品で、今回の米国版とは異なる。海外で日本の化粧水が人気を集める一方、その使い方が誰にでも浸透しているわけではない。
映画『ワイルド・スピード』シリーズなどで知られる俳優のドウェイン・ジョンソンも、共演者のエミリー・ブラントに勧められるまで化粧水を使っていなかったと明かしたことがある。
「洗う・うるおす・保湿」の3ステップで勝負
今回の再始動でHada Labo Tokyoが前面に打ち出すのは、3つの商品を使ったシンプルなスキンケア。洗顔料「ジェントル・ハイドレーティング・クレンザー」、化粧水「ローションNo.1 スーパー・ハイドレーター」、そして美容液と保湿クリームの役割を兼ねた「スキン・プランピング・ジェルクリーム」だ。
主役となる化粧水には、3種類のヒアルロン酸を組み合わせた独自成分「スーパーヒアルロン酸」を配合。軽やかな使い心地で肌になじみ、べたつきを抑えながら、うるおいのあるふっくらとした肌に整えるとうたっている。米国での販売価格は24.50ドル(約3,900円)。
新キャンペーンのスローガンは「Reaches Deeper, Bounces Back」。今後はさらに商品ラインナップを拡充する予定で、日本発の保湿ケアを米国市場に広めていくという。
米国での販売を担うメンソレータム社のスキンケア部門バイスプレジデント、シュンスケ・シノダ氏は、「日本では化粧水は余分なステップではなく、スキンケアの中心にあるものです。まだ使ったことのないアメリカ人も多く、その状況を変えたいと考えています」とコメント。化粧水でうるおいを重ねることが、なめらかでふっくらとした肌に整えるためのシンプルな方法だと説明している。
日本では18年連続の首位を記録
肌ラボは2004年に日本で誕生したスキンケアブランド。発表によると、化粧水、乳液、クリーム、美容液、マスクの5カテゴリーを合計した販売個数で、2025年12月まで18年連続で国内首位を記録している。
Hada Labo Tokyoが米国に進出したのは2013年。当初から米国の消費者向けに開発した処方と英語のパッケージを採用し、日本の肌ラボが大切にしてきたシンプルなスキンケアの考え方を伝えてきた。
なお、今回主役となった米国版の化粧水は、日本で販売されている「肌ラボ 極潤ヒアルロン液」と同一商品ではない。日本版の極潤ヒアルロン液は4種類のヒアルロン酸を配合しており、170mLのボトルとつめかえ用、400mLのポンプタイプの3種類がオープン価格で販売されている。
米国版の3商品は、Hada Labo Tokyoの公式サイトやAmazonなどで販売を開始している。


















