パリスはトランプ氏を支持していた?
多くのセレブがヒラリー氏の支持を表明していた今回の選挙。しかしパリスはトランプ氏に好意的な様子を見せていたことから、世間では「彼女はトランプ氏に投票するのではないか?」と考える人も多かった。
そのため、選挙前に米ニュースサイトTMZが彼女に対し取材を決行。誰に投票するのか尋ねたものの、パリスは、「私の母から政治やお金については話さないようにと言われているの」「最適な人が選ばれることを願っているわ」と、明言を避けていた。
しかし、8日の選挙日から1週間以上が経った11月17日、オーストラリアのニュース番組『ザ・プロジェクト』に出演したパリスが、大統領選で投票した相手を告白。投票した理由についても明らかにした。
答えは「イエス」
番組のゲストとして招かれたパリスは、ビジネスの手腕をトランプ氏と比較されると、「そう言ってもらえて嬉しいわ」と嬉しそうにコメント。
さらにパリスが2006年に出した本『コンフェッションズ・オブ・アン・エアレス』にトランプ氏が、「彼女は内面もとても美しい」とコメントを寄せている件についても、「とても素晴らしいことよ。私はずっと彼と知り合いだし、彼は常に素晴らしいサポートをしてくれたわ。だから、自分の本にコメントして貰えて誇らしいの」と、語った。
すると、その流れで番組の出演者が、「トランプ氏に投票したの?」と、パリスに質問。パリスは一瞬困ったように笑ったあとで、「私は小さいころから彼のことを知っているの。だから、答えはイエスよ」と、あっさりとトランプ氏に投票していたことを認めた。
パリスが12歳のころから知り合い
パリスが語る通り、彼女とトランプ氏は実はかなり前から知り合い同士で、家族ぐるみの交流がある。
トランプ氏いわく、彼が初めてパリスと会ったのは彼女が12歳のときだったそうで、その当時のことを、「初めて彼女が部屋に入ってくるのを見たとき、『この子は一体誰なんだ?』って言ったんだ」「彼女はとても美しかった」と、ハワード・スターンとのインタヴューでコメント。彼女の美しさを絶賛している。
パリスがモデルとして活躍するきっかけに
その後、トランプ氏は「トランプ・モデル・マネジメント」というモデルエージェンシーを設立。初の所属モデルとして、パリスに契約をオファーしている。
これはForbesのインタヴューでパリスが明かしたもので、「私が15歳で、NYに住んでいた時よ。ドナルド・トランプ氏が彼のモデルエージェンシーを始めることになって、私に1人目の所属モデルになってくれないかって聞いてきたの」と、告白。
両親には、「ただの10代の女の子で、学校に行かなければならないのだから、モデルの仕事は出来ない」と反対されたものの、パリスは、「うちの両親には言わないで欲しいんだけど、あなたのエージェンシーと契約するわ」とトランプ氏に電話をかけ、モデルとしてのキャリアをスタートさせたという。
パリスは9月に出演したCNBC局のニュース番組『クロージング・ベル』でも、トランプ氏について、「彼は本当はとても優しい人なの。彼のことが大好きよ」と語っている。
多くのセレブから反発を受けているトランプ氏だが、パリスにとっては、幼いころからの知り合いでモデルとして活動するきっかけを作ってくれた恩人、という存在のようだ。