LGBTの権利を支援「プライド月間」
6月は、LGBT+の権利を支援する月間「プライド月間」のため、世界各国で大規模なパレードが開催されている。
今週末にかけて、ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴなどのアメリカ都市部を中心に世界各地でパレードが行われ、多くのセレブが駆け付けた。
多数のセレブが参加
フランスのプライド・パレードでは、LGBT+の両親のもとで育ったヴィクシーモデルのジョセフィン・スクライヴァーが参加。
またカナダで行われたプライド・パレードでは、カナダ首相のジャスティン・トルドーの姿も目撃された。
そしてアメリカ国内で行われた大規模なプライド・パレードには、数万人以上が参加し、その中にはシンガーのサム・スミスやケラーニ、女優のケリー・オズボーンなどのセレブが参加。
さらにセレーナ・ゴメス製作のドラマ『13の理由』に出演するキャストや、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のキャストたちも参加し、LGBT+の権利を訴えた。
ほかにも会場に来られなかったセレブなども、SNSなどを通してLGBT+への支持を表明している。
トランプ批判が色濃く反映
特にアメリカで行われたプライド・パレードでは、LGBT+の権利を訴えるだけでなく、トランプ米大統領を批判するメッセージや、「Black Lives Matter」などの人種的な社会問題についてのメッセージも多く目撃。
トランプ大統領の選挙中の「アメリカを再び偉大に」というスローガンを文字った「アメリカを再び考え直そう」というメッセージなどが多く見られた。
さらに、白人警官による黒人射殺や、ゲイバーを襲ったフロリダ銃乱射事件など、武力を使った不平等な圧力への抵抗など、今回のパレードはLGBT+にとどまらない社会の訴えを表明する場となった。