順調交際中の俳優のジョー・アルウィンとの恋について歌った曲だと言われている「デリケート」でドレス姿で一心不乱に踊るキュートでコミカルな姿を披露して話題となっているテイラー。
しかし、現在1500万回を超える再生回数を記録しているこのMVに盗作疑惑が浮上している。
「デリケート」の世界観やコンセプトが酷似しているとウワサされているのは、2016年8月に公開された、日本人デザイナーの高田賢三が設立したブランド、ケンゾー(KENZO)の香水「KENZO World(ケンゾー・ワールド)」のキャンペーン動画。
映画『かいじゅうたちのいるところ』や『her/世界でひとつの彼女』などの独創的でファンタジックな作風で知られるスパイク・ジョーンズ監督が手がけたこのショートフィルムでは、人間関係に辟易し、パーティ会場を抜け出したドレス姿の女性が、突然狂ったかのようにダンスを繰り広げ、鏡に向かって変顔をしたり、通行人の男性に絡んだり、やがて建物の外へと飛び出したり…。
これらの展開や設定、映像の色調、振り付けの一部などがテイラーの「デリケート」とそっくりだと指摘する人が続出。
ツイッター上では2つの作品の類似場面を並べて比較する投稿が相次いでいる。

ケンゾーのキャンペーン動画に登場する女性を演じているのはハリウッド版『Death Note /デス・ノート』の女優マーガレット・クアリー。



テイラーのMVの監督を手がけたのは、2017年に公開され大きな話題を呼んだ最新アルバム『レピュテーション』の収録曲「ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ」など、これまで6作に渡りテイラーのMVを手がけてきた売れっ子クリエイターのジョセフ・カーン。
確かに似ている点もあるが、「デリケート」ではテイラーが途中から周囲の人の目には見えない“透明人間”と化しているのに対し、ケンゾーの動画では女性はほかの人からも見えているよう。街中で雨に濡れながら感情的に踊るシーンなどもない。
現時点では、テイラーやカーン監督からこの件に関してコメントなどは出ていない。真相はいかに?
※監督の氏名に誤りがあったため修正致しました