このドラマは、「トムヒを次のジェームズ・ボンドに」という声が出るきっかけとなった注目作。
俳優としては遅咲きだったトムのサクセスストーリーと、彼のキャリアに偉大な影響を与えたドラマ『ナイト・マネジャー』を特集します。
“チャンスを2倍に変える男”
トムヒのサクセス・ストーリー
トム・ヒドルストンは、人生の一章ごとに次の章へのチャンスを作ってきた努力家。トムが「ボンド候補」と呼ばれるまでの4ステップとは?
ステップ1
あの実力派俳優の“右脚”に
名門イートン校の演技部に所属していたトムだが、本人いわく、学生時代はある人にスポットライトをよく奪われていたという。それが、同級生だったエディ・レッドメイン。トムは、「(主役を演じた)エディが乗るゾウの右脚を演じたことがあるよ」と笑う。
この頃、同級生とロンドンの舞台劇に足しげく通っていたというトム。これが、次のキャリアに繋がる――。
ステップ2
7年間の舞台修行
舞台に心奪われたトムは、この後7年間、舞台俳優の道へ。ここで、俳優としての才能を開花する。イギリスで最も権威がある演劇・オペラ賞のローレンス・オリヴィエ賞新人賞を受賞するなど、ロンドン演劇界で名の知れた存在となった。
そして演劇に打ち込んでいたトムの努力が、あの大作映画へと繋がる――。
ステップ3
マーベル・ファミリー仲間入り
トムが出演したシェイクスピア劇を観に来たのが、他でもない、映画『マイティ・ソー』の監督でありシェイクスピア俳優でもあるケネス・ブラナー。彼に見いだされてロキ役に抜擢されると、ロキ役を主役級の人気キャラにする名演を見せ、人気俳優の仲間入りを果たす。
ロキ役での成功のおかげで、その後、スティーヴン・スピルバーグ監督級の作品のオファーがくるように――。
ステップ4
最大規模のドラマに出演
人気俳優になり役を選べる立場になったトムが、ブレイク後初のTVドラマとして選んだのが、『ナイト・マネジャー』。本作はBBC Oneが、ドラマとしてはチャンネル最大規模の約33億円という予算をかけて、ジョン・ル・カレ著のスパイ小説を映像化したドラマ。
イギリスで放送されると、毎話900万人以上が視聴。スパイ役を演じたトムに国民が魅了され、ダニエル・クレイグ降板後のボンド役にトムを、という声が上がり出した。
『ナイト・マネジャー』
トムヒが炸裂させた3大魅力
『ナイト・マネジャー』で視聴者を魅了して「ボンド候補」と言われるようになったトム。4月21日(土)22時より日本初放送がスタートする『ナイト・マネジャー』で観られる、トムの魅力とは?
1. スマートな英国紳士の身のこなし
ドラマの冒頭ではまず、高級ホテルのナイト・マネジャー(夜間支配人)として登場するトムの陶酔しそうになる美しい身のこなしに注目。身長188センチの高身長でスーツを着こなし、ホテルに集まる闇の人間たちをスマートにもてなすトム演じるパイン役。イギリス上流階級育ちのトムとしては、演技というより、自然とにじみ出る所作!?
2. 表情ひとつで伝える繊細な演技
ドラマ最大の見どころは、ホテルで起きたある事件がきっかけで、武器商人ローパーに恨みを抱き、彼の組織にもぐりこむパインのスリリングなスパイ工作。用心深いローパーとの緊迫感あるやり取りだけでなく、悪を退治するために悪に染まったパインの葛藤も見どころで、表情ひとつでその緊張感を伝えるトムが、俳優としての実力を見せつけている。
3. Hiddlebumを流行らせたラブシーン
鍛えられた美しいボディを持つトムが、劇中でそれを惜しげもなく披露。美女との濃厚なからみも多く、なかでも話題になったのが、トムとある女性が立ったまま行ったラブシーン。この時にトムのお尻が放送されると、視聴者は大興奮。「Hiddlebum(ヒドルバム)」というワードがツイッターでトレンド入りするほどの大騒ぎとなった。
※Hiddlebum:ヒドルストンとバム(お尻)という言葉をかけ合わせた造語
イギリスで大ヒットした『ナイト・マネジャー』はアメリカでも放送され、放送したAMCの記録を塗り替える視聴数を記録した。
トムヒをボンド候補にした『ナイト・マネジャー』は、4月21日(土)より日本初放送。全国無料のBSテレビ局ディーライフ放送のため、全話無料で観られる。
『ナイト・マネジャー』
4月21日(土)スタート
毎週土曜22:00~
ディーライフにて日本初放送