鏡に映った頼もしいジェスチャー
現地時間の4月23日夕方5時40分頃、産院となったロンドン市内のセント・メアリーズ病院の玄関口で誕生したばかりの新ロイヤルベビーをお披露目したキャサリン妃&ウィリアム王子。
ダイアナ妃へのオマージュと言われる赤いワンピースを身につけ、産後間もないにもかかわらずハイヒールを履き、優雅な姿を見せていたキャサリン妃だったが、その陰には、夫であるウィリアム王子の献身的なサポートが。
この時の中継映像などを見た人ならピンとくるかと思うが、ベビーのお披露目場所となった特別病棟リンド・ウィングの扉には、ミラーシートが貼られており建物の内側の様子が見えないようになっていた。
お披露目時に2人が背にしていた、この鏡状のドアには、ツーショットの前方からでは見えないウィリアム王子のある頼もしいジェスチャーが反射していた。
ウィリアム王子は、やはり出産したばかりということもあり、いつもと比べると足取りがおぼつかなかったキャサリン妃の腰に手をまわし、駆けつけた報道陣や王室ファンたちの声援に応える彼女をがっちりと支えていたのだ。
海外では女性と写真を撮影する際に男性が腰に手を回す慣習があるが、その後、一度建物内に戻り、新王子を新生児用ベビーシートに乗せて出て来た際にもウィリアム王子がしっかりとキャサリン妃の手を握ってエスコートしていた姿からも、ウィリアム王子が単なるポーズとしてキャサリン妃の身体を支えていたわけではないことがわかる。
2人はどんな会話をしていた?
さらに、お披露目時、キャサリン妃の耳元で何かをささやいていたウィリアム王子。英Mirrorの依頼で解析を行った唇読術の専門家によると、この時2人はこんな会話を交わしていたことが読み取れるという。
ウィリアム王子:「彼(新王子)を抱いていてキミは大丈夫かい?」
キャサリン妃:「ええ」
ウィリアム王子:「(周囲の建物の上階を指さして)見て、あそこにも人がいるよ。あそこもだ」
キャサリン妃:「あちらにも手を振りましょう」
キャサリン妃:「少し風が強いみたいね。この子が風邪をひいてしまうかもしれないわ。もう行きましょうか」
ウィリアム王子:「そうだね、そうしよう」
生まれたばかりの我が子はもちろん、キャサリン妃をまず第一に気にかけていたウィリアム王子。お披露目前に1人で病院玄関から出て来た際には、「これで心配事が3倍になりました」と、ますます一家がにぎやかになるとジョークを飛ばし、周囲を和ませる余裕まで見せていたが、その姿からは、良き夫、そして頼もしい父親ぶりがにじみ出ていた。