「ひとこと言わせてくれ、F**kトランプ」
映画『マイ・インターン』など数々のヒット映画に出演する大御所ロバート・デ・ニーロが、アカデミー賞やグラミー賞と並ぶ名誉あるアワードである、トニー賞授賞式でまさかの放送禁止用語を連発した。
放送禁止用語は、テレビの生放送では発言してはいけないという業界の基本的なルールを、もちろん知っていたロバートだが、かまわず「Fワード」を発言して、ある大物を名指しで批判した。
その大物とは、アメリカのドナルド・トランプ大統領。
以前からロバートは、「人間性と思いやりが欠如している」と、公にトランプ批判しており、今回、トニー賞のステージでは「ひとこと言わせてくれ、F-kトランプ。もうトランプに賛成できない、F-kトランプ」と、放送禁止用語を連発してトランプ大統領を罵倒した。
そんなロバートの発言。こうした事態に対応するために数秒間ほど遅らせて放送された生放送番組では、ピー音で発言が伏せられ、ほとんど何を言っているのかわからない状態だったが、会場ではスタンディングオベーションが続き、観客による拍手喝采が鳴りやまなかった。
以前から「トランプ罵倒」を続けるロバート
ロバートはトニー賞の3日前に行われたアメリカン・ライター・アワードでも、トランプ大統領を「大ほら吹き」と呼んだ。
加えて、ロバートが共同経営するセレブ御用達の日本食レストラン「Nobu」では、ロバートが世界中にある店舗でトランプ大統領の入店を禁じる処置をとっているとDaily Mailが報じている。
トランプ大統領といえば、12日にシンガポールで行われた異例の米朝首脳会談で北朝鮮の金正恩委員長と初会談し、今、世界で最も注目を浴びる存在のひとり。
そんな会談の2日前の母国アメリカでは、トランプ大統領がロバートの「F-kトランプ」発言によって、違う意味で注目を集めた。(フロントロウ編集部)