人気コメディ女優の“ジョーク”がニッキーの逆鱗に触れる
現地時間8月20日に米ニューヨークで開催された、MTVビデオ・ミュージック・アワード(以下VMA)でプレゼンターを務めたコメディ女優のティファニー・ハディッシュが、活動休止中のフィフス・ハーモニーを侮辱する発言をしてラッパーのニッキー・ミナージュから叱責を受けた件で、新たに進展があった。
グループでも個々でもノミネートされていなかったフィフス・ハーモニーに対し、ティファニーが「今夜、カミラ・カベロは5部門でノミネートされてるのね。(中略)この番組を家で見てるファンのみんな!ハーイ、フィフス・ハーモニー!!」と痛烈なジョークを飛ばし、会場からどよめきが起こった今回の一件。
ご存じの方も多いと思うが、カミラ・カベロは2016年にフィフス・ハーモニーを脱退した“元”メンバー。そのため、最初は笑顔でティファニーのトークに耳を傾けていたカミラも、ティファニーのこの発言を聞いた瞬間表情を曇らせ、首を横に振ってリアクション。
そして、この時ティファニーの発言に誰よりも怒りを露わにしたのがニッキーだった。ティファニーが問題の発言をした直後に、受賞スピーチを行うためにステージに登壇したニッキーは、「フィフス・ハーモニーのことを悪く言うのはやめてちょうだい。ノーマニはイカした女よ」と、フィフス・ハーモニーとそのメンバーであるノーマニ・コーディを擁護。公共の場でティファニーに喝を入れた。
その後、当事者のノーマニがツイッターにニッキーへの感謝の言葉を投稿。
「ニッキー、愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。あなたはまさに“女王”よ!私のことをかばってくれてありがとう。神様は本当に存在する。ニッキーのことが大好き!!!(ニッキーが最優秀ヒップホップ・ビデオ賞を受賞したことに対して)おめでとう!あなたのことを誇りに思い続けるわ」
@NICKIMINAJ I love you I love you I love you I love you I love you ✨ You perfect queen you! Thank you for lifting me up. God is real. Now y’all know I love me some Nickiiiiiiiiiiiiii. Congratulations on tonight!!! Proud of you always
— Normani (@Normani) 2018年8月21日
また、同じくフィフス・ハーモニーのメンバーであるローレン・ハウレギも、今回の件について語ったと思われるコメントをツイートし、ファンに向けてポジティブなメッセージを送った。
「成功を収めるカッコイイ女性同士が侮辱しあうのではなく、支えあうことができる日がやって来るのを待ち望んでる。私たちには、みんなで共存しあうことができるスペースとエネルギーがあるわ。世界とともに個々の真の姿、物語と才能を祝福しましょう」
Waiting for the day when supporting one successful dope woman does not mean insult to other successful dope women. There is energy and space for us all to beautifully coexist and bless the world with our individual truths, stories and talents.✨✨
— Lauren Jauregui (@LaurenJauregui) 2018年8月21日
後日、ニッキーが再び騒動に言及
これで一件落着と思われたが、VMAが開催された翌日にラジオ局Beat 1の新番組『クイーン・ラジオ(Queen Radio)』に出演したニッキーが、再びこの騒動について言及。フィフス・ハーモニーとそのメンバーであるノーマニを擁護した理由についてこう語った。
「昨晩のVMAでノーマニのことを『イカした女』って言ったのは、本当にそうだから。私の目の前でほかの黒人女性を侮辱するようなことは絶対に許さない。こういうアホらしいことはもうウンザリ」
ちなみに、今回とばっちりを食らうかたちとなったカミラは、VMAの直前に受けたインタビューでフィフス・ハーモニーのメンバーとの関係について聞かれ、「ケンカしたりゴタゴタに巻き込まれるのは好きじゃない。私とフィフス・ハーモニーのメンバーの関係は良好よ。(今年5月に開催された)ビルボード・ミュージック・アワードでノーマニと会って、色々と話をしたの。その時に彼女の今後の活動を楽しみにしていることを伝えたわ」とコメント。
その際、ノーマニにほかのメンバーにもよろしく伝えてほしいとお願いしたそうで、脱退後、不仲説を囁かれたこともあったが、“時間”がすべてを解決してくれたと話した。(フロントロウ編集部)