クリッシー自身も“アジア系”アメリカ人
シンガーのジョン・レジェンドの妻として知られるクリッシー・テイゲンが、オール・アジア系キャストの異色のハリウッド映画『クレイジー・リッチ!』を、夫のジョンと娘のルナちゃんと一緒に見たことをインスタグラムで明かした。
ご存じの方もいると思うが、クリッシーはノルウェー系の父親とタイ出身の母親のあいだに生まれたハーフで、アジアの血を引いている。なので、彼女の娘ルナちゃんはタイのクォーターということに。
そんなクリッシーにとって、自身と同じくアジアの血を引くルナちゃんと、自分たちのルーツであるアジア系の俳優・女優が主役を張る作品を見ることはとても“特別”なことだったそうで、その思いをインスタグラムのコメント欄にこうつづった。
「映画の制作が決まった時からこの作品を見る日を心待ちにしていたけど、正直ここまで最高だとは思っていなかったわ。映画を見る前、この作品には私が求める『クレイジー』『リッチ』『アジア』の要素がすべて入ってるなんて冗談を言ってたけど、エンドロールの最中に、黒人とアジア系の血が混ざった私の小さなベイビー・ベア、ルナとジョンが一緒に踊っているのを見た時、これまでどの映画を見ても感じたことがなかった感情が込み上げてきた。(中略)この素晴らしい話が、様々な角度から描かれていることに喜びを感じたわ。私自身、アジア系アメリカ人としての生い立ちに困惑することもあったから、すごくよく理解できた。(中略)劇場のスクリーンにアジア系の出演者が主人公として描写されることが、一体どういうことなのかは、実際に自分の目で見るまでは絶対にわからない」
ちなみに、クリッシーいわく、ルナちゃんも幼いながらに出演者たちがみんなアジア系であることを理解していたそうで、女優のミシェル・ヨー演じる姑エレノアを見て、タイ語で「おばあちゃん」と呼びかける微笑ましい場面もあったとか。
映画『クレイジー・リッチ!』
ニューヨークで働く主人公のレイチェルは、「家族を紹介したい」という恋人ニックに連れられて彼の故郷シンガポールへ。そこで、初めて彼がアジア屈指の不動産王の御曹司であるという事実を知らされる…。慣れないセレブの世界に厳格なニックの母親、嫉妬の狂う彼の元カノなど、立ちはだかる試練の数々を乗り越え、レイチェルは幸せをつかむことができるのか!?
映画『クレイジー・リッチ!』は、アジア系のコミュニティに革命をもたらす作品としてアメリカで大きな話題となっており、日本でも9月28日(金)から公開される。(フロントロウ編集部)