ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー作家ジェニー・ハンのヤングアダルト向け小説『To
All the Boys I've Loved Before』を実写化した映画『好きだった君へのラブレター』。
男の子を好きになるたびにこっそりラブレターをしたためては、誰にも見つからないよう大切にしまい込んでいた夢見がちでシャイな女子高生が主人公のこの王道ラブコメディは、8月の配信スタート直後からじわじわと口コミで視聴者数を伸ばし、海外では今では連日話題を耳にしない日がないほどの大ヒットとなっている。
以前、甘酸っぱい学園ラブストーリーを描いた同作になぞらえて、渡せなかったラブレターを公開する人が続出していることをお伝えしたが、社会現象的な人気となりつつある同作は、劇中に登場する商品の売り上げアップにも貢献しているよう。
女優のラナ・コンドル演じる主人公のララ・ジーンと、俳優のノア・センティネオ演じる学園の人気者ピーター・カヴィンスキーとの可愛らしいやりとりに登場し、物語のちょっとしたキーアイテムにもなっている、日本発の乳酸菌飲料「ヤクルト」も同作のヒットの恩恵にあずかっている商品の1つ。
劇中にはララ・ジーンの好物である“韓国製のヨーグルト・スムージー”として登場し、正式名称は紹介されないものの、形状や色などは明らかに「ヤクルト」だと視聴者の間で話題となった。
アジア圏でも広く販売されている同商品は、アメリカ国内のアジア系スーパーなどでも取り扱いがある店舗も。
劇中でピーターが試し飲みするシーンなどが話題となり、「飲んでみたい! 」とアジア系スーパーに駆け込む視聴者たちが続出した。
ツイッター上では「いつも行くアジア系スーパーに行ったら、ヤクルトが品切れしていた」、「懐かしくなってつい買いだめしてしまった」などの報告コメントが相次いでいるほか、米経済メディア、ブルームバーグまでもがこの現象に着目し、顕著な経済効果として取り上げるまでになっている。
日本人にとってお馴染みのヤクルトがこんな形で海外で注目を浴びることになるとはちょっと驚き。このニュースを知ったそこのあなたも、もしかしたら、久々にヤクルトを飲んでみたくなったのでは? (フロントロウ編集部)