クリッシー・テイゲンがレッドカーペットでお酒をグイッ
先日、米エンターテイメント業界において最も栄誉ある4大アワード(※)を制覇し、「EGOT(イーゴット)」(※※)を達成したシンガーのジョン・レジェンドの妻でモデルのクリッシー・テイゲンが、ブレスレット型のスキットルに入ったお酒をレッドカーペットでグイッとひと口。
※エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞(別名オスカー)、トニー賞。
※エミー(Emmy)、グラミー(Grammy)、オスカー(Oscar)、トニー(Tony)、それぞれのアワードの頭文字を取って名付けられた。
.@chrissyteigen takes a sip from her wrist flask at the #Emmys pic.twitter.com/3rYE7DCerf
— Variety (@Variety) 2018年9月18日
クリッシーから容器を手渡された夫ジョンも飲むのかと思いきや、そのまま口を閉めてそばにいた男性にスキットルを返し、自由奔放な妻とは対照的な姿を見せた。
ちなみに、先日行われたクリエイティヴ・アート・エミー賞の授賞式でひと足先にエミー賞を受賞したジョンは、この日、妻クリッシーとともにプレゼンターとしてステージに登場。ハリウッドきってのおしどり夫婦の軽妙な掛け合いに、会場は大きな笑いに包まれた。
「3作品」が賞を独占!
今年のエミー賞でひと際輝きを放っていたのが、各部門で「作品賞」を受賞した『ゲーム・オブ・スローンズ』、『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』、『マーベラス・ミセス・メイゼル』の3作品。
『ゲーム・オブ・スローンズ』
中世ヨーロッパを彷彿とさせる、ドラゴンや魔法が存在する架空の王国を舞台に、ひとつの玉座をめぐって複数の名家が繰り広げる壮絶な覇権争いを大作映画顔負けの壮大なスケールで描く。
『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』
90年代に当時のファッション界を牽引していた超有名デザイナー、ジャンニ・ヴェルサーチが、マイアミビーチにある別荘前で「男娼」として男性への売春で生計を立てていた男に殺害された事件の真相を追う。
『マーベラス・ミセス・メイゼル』
大手通販サイトAmazon(アマゾン)が制作する、Amazonプライムのオリジナルドラマ。1950年代の米ニューヨークを舞台に、ある日突然コメディアンになるという驚きの決断をした主婦が、夢に向かって突き進む姿をコメディタッチに描いている。
その他、受賞者&受賞作品のリストはコチラから。
ダレン・クリスが婚約者への愛を叫ぶ
リミテッド・シリーズ部門で作品賞を受賞したドラマ『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』で、実在した連続殺人鬼アンドリュー・クナナンを演じて主演男優賞を受賞した俳優のダレン・クリスが、受賞スピーチの際、婚約者のミア・スウィアーに感謝と愛の言葉を口にして、ファンのハートをとろけさせた。
「僕の最愛の人、ミア。君は僕の人生の窓にかかるカーテンを開けて、音楽を盛り上げてくれる存在だ。そのことにとても感謝している。君に出会えた僕は本当にラッキーだ」
「ブルーリボン」で人権問題について訴える
昨年に続いて、今年もアメリカ自由人権協会(以下ACLU)へのサポートを表明するアイテムとして広く知られる、「ブルーリボン」を身につけてレッドカーペットを歩く複数のセレブの姿が見かけられた。
言論の自由や人権を守るための法的活動を行うNGO団体のACLUは、不法移民の強制送還といった、移民問題に対するドナルド・トランプ米大統領の強硬な姿勢を批判しており、セレブたちはブルーリボンを身に着けることでACLUへの支持を表明。
選挙への投票を訴える“ピンバッジ”も
エミー賞授賞式のように、国内だけでなく海外のメディアも多く集まる場では、社会的なメッセージを発信するには絶好の場。ブルーリボンだけでなく、社会的なメッセージを秘めたアクセサリーとして、選挙に投票する意志があることを表明する「私は投票者です(I am a voter)」と書かれたピンバッジをする人の姿も。
受賞者たちが「名言&迷言」を残す
受賞者たちがスピーチで残した「名言&迷言」を一挙にご紹介!
ピーター・ディンクレイジ『ゲーム・オブ・スローンズ』
助演男優賞(ドラマ部門)
「(ドラマの制作者たちに対して)僕の人生を変えてくれてありがとう。おかげで普通に道を歩くことができなくなったよ」
タンディ・ニュートン『ウェストワールド』
助演女優賞(ドラマ部門)
「私は神様の存在を信じていないけど、とりあえず今日は“彼女”に感謝するわ」
ジェフ・ダニエルズ、『ザ・ルーミング・タワー』
助演男優賞(リミテッド・シリーズ部門)
「若い役者たちにアドバイスがあるとすれば、もしも役のオファーがきて、『馬に乗れるか?』と聞かれたら、絶対にウソはつかないことだ」―乗馬のシーンの撮影中に、落馬して骨折したことに対する自虐コメント
アレックス・ボースタイン『マーベラス・ミセス・メイゼル』
助演女優賞(コメディ部門)
「(胸を軽く触りながら)今日はノーブラなの!」
本気度100%の「公開プロポーズ」
すでにフロントロウでお伝えしたが、バラエティ・スペシャル部門の演出監督賞を受賞したグレン・ワイスが、なんと大勢の出席者たちが見守るなか、長年の恋人であるジャン・スヴェンセンに公開プロポーズ。もちろん結果は「イエス」で大成功!
ちなみに、この日グレンが演出監督賞を受賞した作品は、ある意味エミー賞授賞式の“ライバル”でもある「アカデミー賞授賞式」。まさかのアカデミー賞授賞式のプロデューサーが、エミー賞授賞式でプロポーズをするという前代未聞の事態に。とはいえ、感動的な光景に会場からは拍手と歓声が巻き起こった。
(フロントロウ編集部)