新しい年の始まりに胸が膨らむこの季節。「今年もまた頑張ろう! 」と決意を新たにしつつ、そんな自分へのご褒美や活力の源として「今年はどんな場所へ旅をしようか」と、早くも旅行計画に思いを巡らせている人もいるはず。
インターネット上にある画像を集めてブックマークできるオンラインサービス「Pinterest(ピンタレスト)」がユーザーたちの動向を分析し、2019年に流行すること間違いなしの「旅行トレンド」を発表。
その中から、フロントロウが日本人でも楽しめそうな4つの海外旅行トレンドをピックアップ。
<1>古城めぐり
日本でも、歴史ある古い城は昔から観光の定番となっているけれど、海外でも中世に栄えた古城などが注目の観光スポットに。
インスタグラム普及の影響で、写真映えのする名所に人々が殺到するなか、とくに検索数がアップしているのが「廃城(※)」というキーワード。
※廃墟となった城
誰にも邪魔されず、おとぎ話の登場人物になった気分で撮影ができるという理由で注目が集まっている。
<2>小規模都市
ニューヨークやパリ、ミラノといった大都市を旅するよりも、アムステルダムやポートランド、モントリオールなど地方の小規模都市や町を訪れ、その土地の人々の暮らしぶりに触れたり、地元の人々行きつけの定番グルメを堪能するといったリラックスした旅の仕方に注目が。
次から次へと観光地を訪れてアクティブに過ごしたいというよりも、現地で「暮らすように旅したい」というゆったり派の人におすすめ。
<3>サプライズ・デスティネーション
その名の通り、事前に行き先を告知されないサプライズ旅行。幹事となった人だけが目的地を知っているというこの斬新な旅行スタイルは、家族旅行や友人たちとの団体旅行として人気に。参加者たちのワクワクを最高潮まで高められると評判となっている。
海外では、結婚式前に花婿や花嫁が友人たちとのお祝いパーティを兼ねて出かけるバチュラー・トリップやバチェロレッテ・トリップなどの方法として近年人気が上昇中。
<4>温泉
海外ではこれまであまり注目されてこなかった温泉だけれど、普段あまり湯舟に浸かる習慣がない人々の間で、自然に囲まれながら非日常が味わえるとじわじわ人気が拡大。
米オレゴン州やコロラド州、アイスランドなどにある岩場に囲まれた天然温泉は、絶好のインスタ映えスポットであるという理由からも、以前と比べて訪問者が急増している。
これらのトレンドに共通しているのは、これまで観光客があまり訪れなかったような、レアで落ち着いた旅行先であるという点。
せっかくの休暇に、旅行に出かけて疲れて帰ってきては元も子もないという理由もあり、とにかくほのぼのとリラックスできる場所の人気がアップしている。
今年は”ザ・定番”な観光地に出かけるよりも、人だかりに揉まれたり煩わしい行列に並ばなくて済む、ゆったりと楽しめる海外旅行を楽しんでみては? (フロントロウ編集部)