Photo:ゲッティイメージズ,ニュースコム,Instagram/ Rachel Zegler
 巨匠スティーヴン・スピルバーグが監督を手がけることで話題になっているリメイク版『ウェスト・サイド物語』のヒロインに、映画経験出演ナシの17歳女子高生が抜擢。その歌唱力が凄まじい! (フロントロウ編集部)

無名の女子高生がスピールバーグ監督作のヒロインに

 1961年に公開され、第34回アカデミー賞で作品賞を含む10部門を受賞するなど、名作中の名作として語り継がれているミュージカル映画『ウェスト・サイド物語』。

 映画『E.T』や『ジュラシック・パーク』、『シンドラーのリスト』などで知られるスティーヴン・スピルバーグ監督が手がける同作のリメイク版の撮影が、2019年夏に開始されること、そして、主役のトニー役に映画『ベイビー・ドライバー』の実力派俳優アンセル・エルゴートが選ばれたことが伝えられているが、今週、同作のヒロインであるマリア役を演じる女優が決定したことが明らかになった。

画像: 左:スティーヴン・スピルバーグ監督、右:トニ―役のアンセル・エルゴート

左:スティーヴン・スピルバーグ監督、右:トニ―役のアンセル・エルゴート

 『ウェスト・サイド物語』は、ウィリアム・シェイクスピアの悲劇『ロミオとジュリエット』を下敷きに、ニューヨークの敵対する2つの非行グループの闘争の最中に許されざる恋に落ちるトニーとマリアの悲恋をつづった同名舞台を映画化した作品。

画像: 1961年公開の『ウェスト・サイド物語』のワンシーン。

1961年公開の『ウェスト・サイド物語』のワンシーン。

 オリジナル版で女優のナタリー・ウッドが演じたアイコニックなマリアの役に、リメイク版のキャストとして大抜擢されたのは、3万人という膨大な数のオーディション応募者の中から選ばれた、17歳の現役女子高校生のレイチェル・ゼグラー

 映画やテレビドラマなどへの出演経験はないものの、幼い頃からミュージカルや演劇に打ち込んできたレイチェル。以前からYouTubeやSNSで人気アーティストのカバー曲などを披露する動画などを公開しており、その美しくパワフルな歌声で若い世代から注目を集めてきた。現時点での彼女のYouTubeチャンネルの登録者数は8万人を突破している。

映画『アリー/ スター誕生』の劇中歌「シャロウ」をカバーするレイチェル


ロックバンド、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のカバーも披露。


多様性を意識したキャスティング

 いわゆるユーチューバーとして活動してきた演劇マニアの女子高生レイチェルが、並み居るプロの女優たちを押しのけて、名匠スピルバーグ監督が手がける一大プロジェクトにメインキャストとして出演することになるとは、まさに夢のようなシンデレラ・ストーリー。

 レイチェルは米Deadlineに「素晴らしいキャストの皆さんと一緒に作品に携わり、マリアというアイコニックな役を演じることができるのを心から楽しみにしています」と語るとともに、コロンビア系アメリカ人である自身のバックグラウンドと、同作のメインキャラクターたちがラテン系であるという繋がりに触れ、「『ウェスト・サイド物語』は私が初めて目の当たりにしたラテン系の主人公たちが活躍する作品です。コロンビア系アメリカ人の1人として、ヒスパニック系コミュニティにとって大きな意味を持つ役柄を演じられることを楽しみにしています」とハリウッドにおける多様性に関するコメントも残している。

 スピルバーグ監督は、今回のキャスティングについて近年ハリウッドで問題となっている非白人のキャラクターを白人化するホワイトウォッシュを考慮し、マリア、ベルナルド、アニタ役には、ラテン系アメリカ人の起用を考えていると伝えられていた。

 レイチェルの起用に加え、アニタ役にはアリアナ・デボーズ、ベルナルド役にはデヴィッド・アルヴァレスと、それぞれブロードウェイ・ミュージカルで活躍するラテン系の演者がキャスティングされたことも発表されている。(フロントロウ編集部)

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