ジョー・アルウィンについて知らないアレコレ
ついに日本での公開がスタートした映画『女王陛下のお気に入り』で、オリヴィア・コールマンやエマ・ストーン、レイチェル・ワイズらと共演し、映画界から熱い視線が注がれるジョー・アルウィン。
2017年5月頃にテイラー・スウィフトと交際をはじめたことで、世界的に知名度を上げたジョーが、俳優としてのキャリアを着実に高めている。
そんな新鋭俳優のジョーはどんな人?ジョーについて知るべきことをまとめてみました。
名門校で演技を勉強
1991年イギリス生まれのジョーは、現在27歳。スクリーンデビューは2016年の映画『ビリー・リンの永遠の一日』のため、俳優としてのキャリアはまだ浅い。
俳優デビューする1年前の2015年まで、ジョーはロンドン大学のセントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ(CSSD)に通っており、演技の勉強に勤しんだ。
同校は、大女優ジュディ・デンチや『ハリー・ポッター』のジェイソン・アイザックなど、多くの俳優を輩出したイギリスで有名な演劇学校。
そんな名門で学んだことを活かし、卒業後はすぐに、デビュー作となった映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』のアン・リー監督の作品『ビリー・リンの永遠の一日』(2016)の主演に抜擢。
同作では、クリステン・スチュワートやヴィン・ディーゼルなどが出演する話題作で、脇役に負けない見事な演技を見せつけた。
そして同年、ジョーは米Vogueにブレイク俳優として取り上げられ、モデルとして登場。ジジ・ハディッドなどのトップモデルと一緒に撮影にも挑んだ。
ちなみにジョー、10代前半の時に映画『ラブ・アクチュアリー』で同級生に片思いする少年サム役のオーディションに参加したことを米GQのインタビューで明かしている。
結局オーディションに落ちてしまったジョーは、それから『ビリー・リンの永遠の一日』に出演するまで一度も役者として活動しておらず、10数年間もスクリーンから離れていた。
デビュー作のおかげでテイラーと出会う
役者人生が幕開けたジョーは、映画のために坊主に近いバズカットにしており、そのヘアスタイルで2016年のメット・ガラに参加している。
テイラーの楽曲「ドレス」には、「あなたが私に出会った時がフラッシュバックする/あなたのバズカットと私のブリーチした髪」という歌詞があり、当時プラチナブロンドにしていたテイラーは、メット・ガラでバズカットのジョーと出会ったと言われている。
この出会いをきっかけに関係を深めていったテイラーとジョーは、今年で交際2年になる。
家族思いで庶民的
俳優として順調にキャリアを積んでいたつい数年前まで、両親の実家に暮らしていたというジョー。今も生活の拠点は両親が暮らすノースロンドンで、ジョーの影響から、恋人のテイラーも同じ地区に家を借りている。
地元が大好きで家族思いのジョーは、プライベートでロンドンにいる時は今でも公共バスに乗車するということを米Vanity Fairのインタビューに明かすなど、庶民的な一面もファンの好感を得ている。
プライベートは秘密主義
一方で、仕事とプライベートの境界線はきちんと引いているようで、とくに恋愛のことになると、コメントを避けることもしばしば。
ジョーは、恋愛事情を話さないために「隠しすぎ」だと言われることについて、「僕は隠しすぎているとは思わない。普通のことだと思う」と語っており、自分の恋愛事情を赤の他人にしつこく質問されることをあまり好まない。
とはいえ、徐々に俳優としてのステータスを高めているジョーは、昨年夏にこれまで非公開にしていたインスタグラムのアカウントをようやく公開。
しかし、その更新回数は少なく、投稿のほとんどは自身の仕事に関連したもので、プライベートの写真や動画はごくわずか。
話題作に引っ張りだこ
公私ともに絶好調のジョーが出演する映画『女王陛下のお気に入り』は、今年のアカデミー賞で最多ノミネートされている作品。
そのほかにもジョーは、マーゴット・ロビー出演の映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』でロバート・ダドリー役を演じ、実話に基づくサスペンス映画『オペレーション・フィナーレ』や、ブッカー賞受賞小説「終わりの感覚」を映画化した『ベロニカとの記憶』、LGBT+コミュニティの苦悩を描いた話題作『Boy Erased(ボーイ・イレイスド)』といった、評論家から高評価を得ている作品に多数出演している。
さらに現在制作中の、奴隷解放運動を指揮した黒人女性ハリエット・タブマンの人生を描く映画『Harriet(原題)』にも出演予定。
俳優以外でも、プラダ(Prada)の2018SSメンズキャンペーンに抜擢されるなど、確実に活動の幅を広げているジョーのさらなく活躍が期待される。(フロントロウ編集部)