2月下旬までニューヨーク、ロンドン、ミラノ、そしてパリで行なわれるファッションウィークは、次期シーズンのトレンドが生まれるということで、ファッション関係者をはじめファッショニスタなどがこぞって注目する。そんな世界中で注目されるファッションウィークを利用して、プラスサイズモデルや女性活動家たちがデモを決行。
プラスサイズモデルたちが持っているプラカードには、「私たちの美しさは計り知れない」や「ファッションは自信を持たせるべき」と描かれており、それぞれがボディタイプの多様性を訴えかけた。
このデモは、イギリスのサイズ12~32までを扱うブランド、シンプリー・ビー(Simply Be)とプラスサイズモデルのヘイリー ・ハッセルホフが中心となって行ない、多くの女性たちがデモに参加。毎年ファッションショーは行なわれているけれど、実は89%の女性が自分のボディサイズはランウェイに反映されていないと感じているということが、シンプリー・ビーが委託して行なった調査によるって明らかになり、これがファッションウィーク中のデモを行なうきっかけになった。
ニューヨークファッションウィークでは、クリスチャン・シリアーノ(ChristianSiriano)やクロマット(Chromat)などプラスサイズモデルを多数起用したブランドが最新コレクションを発表しているが、ファッションウィーク全体で見てみるとまだまだサイズゼロのモデルたちによるコレクションの方が圧倒的に多い。
今回のデモの先導を切ったシンプリー・ビーの親会社であるN・ブラウン(N Brown)のグローバル・コミュニケーションデレクターであるエド・ワトソンは、「これは細い人たちを批判しているのではなく、サイズの多様性をキャンペーン広告やランウェイで見せる時が来たと私たちは考えています」と、英メディアIndependentに語っている。(フロントロウ編集部)