ドキュメンタリー映画『リーヴィング・ネバーランド(Leaving Neverland)』が欧米諸国で放送されたことで再び浮上している故マイケル・ジャクソンによる児童虐待の疑い。一連の騒動を受けて、人気ラッパーのドレイクが英ツアーで特別な措置をとった。(フロントロウ編集部)

ドレイクがMJのフィーチャリング曲を除外

 2018年から北米・欧州ツアーで世界中を駆け回っているドレイクが、イギリスで行なわれたツアーでセットリストを急遽変更した。

画像: ドレイクがMJのフィーチャリング曲を除外

 ドレイクによる欧州ツアー初日となったイギリス公演で、セットリストからアルバム『スコーピオン』に収録されているヒット曲「ドント・マター・トゥー・ミー ft.マイケル・ジャクソン」が排除された。

 「ドント・マター・トゥー・ミー ft.マイケル・ジャクソン」は、キング・オブ・ポップこと故マイケル・ジャクソンによる未発表の歌声をフィーチャリングとして起用した楽曲で、2018年の全米ツアーでは、ほぼ毎回パフォーマンスされていた。

画像: Drake - Don't Matter To Me ft. Michael Jackson (Official Music Video) www.youtube.com

Drake - Don't Matter To Me ft. Michael Jackson (Official Music Video)

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 しかし、翌年2019年にマイケルの児童虐待の真相を追うドキュメンタリー映画『リーヴィング・ネバーランド(Leaving Neverland)』が放送されたことを受けて、マイケルの児童虐待の疑いが再び浮上。

 各国でボイコット運動などが勃発する動きがあるなど、緊張状態が続く現状を受けて、ドレイクが同曲をツアーで披露しない決断を下したと米TMZが伝えている。

 マイケルやR.ケリーといった大御所セレブによる性的虐待の疑惑が再浮上していることについて、ピート・デヴィッドソンがテレビ番組で「疑惑のモンスターたちの曲や映画を聴いたり見たりしたら、1ドルを性暴力の被害者を支援する団体に寄付する」などと持論を展開したように、昔から性問題のウワサが囁かれてきたセレブに対して沈黙を破るセレブが増えている。

 そんな流れのなか、ドレイクはセットリストから関連曲を排除するという対応を取った。(フロントロウ編集部)

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