ディズニー&FOXが公式声明文で買収完了を報告
これまで数々のヒット作を世に出してきた21世紀フォックスの買収が正式に完了(※)したことを、ウォルト・ディズニー・カンパニーが発表した。
※現地時間3月20日より有効。
今回の買収について、ウォルト・ディズニー・カンパニーの会長兼CEOのロバート・アイガー氏は、「ディズニーと21世紀フォックスが豊富に持つクリエイティブなコンテンツと、才能あふれる人材が組み合わさることで、めまぐるしく変化する革新的な今の時代をリードする、優秀なグローバル・エンターテイメント企業になれるでしょう」とコメント。
ディズニーはすでに、映画『スター・ウォーズ』シリーズのルーカスフィルムや、映画『アベンジャーズ』シリーズ等のMCU作品を制作するマーベル・スタジオを所有しており、そこへ新たに21世紀フォックスが加わることで、業界最大手の映画スタジオへと進化を遂げることになる。
買収によって影響を受ける作品は?
今回の買収によって、ディズニーが先日発表した3月26日(火)にスタートする「Disney DELUXE(ディズニー・デラックス)」や、2019年後半に立ち上げる予定の「Disney+(ディズニープラス)」といった、新ストリーミングサービスのコンテンツがより充実したものになることが予想される。
また、21世紀フォックスが所有していた『X-MEN』や『ファンタスティック・フォー』、『デッドプール』といった、マーベルコミックから映画化された作品がマーベル・スタジオを有するディズニーの手に渡ったことで、前出の映画のキャラクターたちがディズニー製作のマーベル作品に登場するという、今まで大人の事情によって不可能だった「夢の共演」が実現できる可能性も。
ちなみに、映画『デッドプール』シリーズで主人公のデッドプールを演じる俳優のライアン・レイノルズは、ディズニーを代表するキャラクター、ミッキーマウスの耳がついた帽子をかぶったデッドプールの写真をさっそくインスタグラムにアップして、買収完了の一報に反応している。(フロントロウ編集部)