世界ツアー「スウィートナー・ワールド・ツアー(Sweetener World Tour)」をスタートしたばかりのシンガーのアリアナ・グランデ。
連日大盛況となっている公演の合間に彼女がシェアした、ある「失恋」と「自由」に関して説いた格言が心に響くと世間で話題になっている。
アリアナがインスタグラムストーリーに投稿したのは、「Letting Someone go(誰かを手放すること/自由にすること)」と題されたこんな一節。
誰かを手放すとき、その理由は、ときに、その人が人生のその局面において、あなたを傷つけずにはいられないからだという場合がある。
誰かを深く愛するとき、あなたは、相手の中にどんな悪魔が棲みついているかを知ることになる。そして、その人が自分を傷つけるのは、その人自身が傷ついているからだということに気づく。彼らは自分でも知らないうちに自分の内側にある何かと戦っている。だからこそ、それをあなたにぶつけ、戦いを挑んでくるのだ。
そんなときは、相手を手放す決意をしよう。狭量さや怒りにまかせるのではなく。一緒に居続けることでお互いを傷つけ合うよりも、距離を置くことで、それぞれが必要としている癒しを見つけられると確信したなら、相手を自由にするべき。
誰かを手放したからと言って、その人を愛したり気にかけたりするのを完全に止めるということではない。誰かを手放すということは、偽りの忠誠よりも自由を選ぶということなのだ。
この格言は、過去に2冊の自己啓発本を出版している著者のホラシオ・ジョーンズが記したもの。彼がインスタグラムで公開している哲学的な言葉の数々は、若者を中心に「共感できる」、「心に染み入って来る」と反響を呼び、SNS上で拡散されている。
ホラシオ・ジョーンズ。
アリアナが紹介したこの一節は、“相手のことを愛しているからこそ、お互いを苦しめる原因をつきとめ、別々の道を歩み、自由になることの尊さ”を説いている。
アリアナは今から約5カ月ほど前、婚約者だったコメディ俳優のピート・デヴィッドソンと破局しているが、その背景には、アリアナが2018年秋に急逝した元恋人でラッパーのマック・ミラーに大きなショックを受けたことがあると言われている。
アリアナは、「失恋」と「自由」に言及したこの格言にコメントなどを添えていたわけではなく、彼女がどういった意図でこれをシェアしたのかは不明だが、ファンたちの間では、アリアナがこの言葉をピートとの恋愛に重ねたのではないかと推測されている。(フロントロウ編集部)