「理想の友情が描かれているから、冗談まじりに『友情ポルノ』って呼んでいるんです」ークリエイターのサラ・ワトソン
『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』とは
女性誌スカーレット編集部を舞台に、ライターのジェーン、ソーシャルメディア・ディレクターのキャット、ファッション・アシスタントのサットンが、カリスマ編集長のジャクリーンのもとで成長していく。
映画『プラダを着た悪魔』やドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』を連想させる設定ながら、現代の女性の気持ちや、社会問題をたっぷり盛り込み、ミレニアルでフェミニストなガールズドラマとして欧米の20~30代に大人気!
アンチ・アンチ・ヒーローなガールズドラマ
欧米では『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』の主人公、ジェーン、キャット、サットンの関係は「フレンドシップ・ゴール(憧れの友情)」と絶賛されており、そこには、制作陣のある思いが隠されていた。
「本気で仲がよくてお互いを応援し合っている友情であることにこだわりました。テレビではそのような関係を見ることが少ないですから。フレネミー(=友を装う敵)や裏切り、職場でのライバル関係はよく見ますがね」
クリエイターのサラ・ワトソンがATXテレビフェスでそう明かしたように、これは、女性同士の仲をスキャンダラスに描くガールズドラマの“アンチ・ヒーロー的な描き方”に反旗をひるがえした作品なのだ。
「家に帰ってきたら、ワインを飲みながら、見終わったときに良い気持ちになる作品が見たい」とE!Newsに語るサラの指揮のもと、女性同士が闘うドラマではなく、女性が一緒に闘うフィールグッド・ドラマ(見ていて気分が良くなるドラマ)が完成した。
「友情あるある」がつまった名シーン7選
『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』シーズン1の中から、ジェーン、キャット、サットンの固い絆が感じられるシーンを7個ピックアップ。女友達って、これだからイイ!
1. 女友達の魅力を本人よりも理解している
自分のいいところを自分以上に分かってくれているのが女友達。
思いついたら即行動するタイプのキャットは、それが原因で失敗することも。そんなときに自信喪失したキャットに自分の魅力を再確認させるのは、親友のジェーンやサットンの役目!
サットン:「あなたはバカじゃない」
ジェーン:「そうよ。あなたほど勇敢な人はいない。リスクをものともせず挑戦してる。あなたみたいになりたい」
2. 助けを求められたら、やってることは中断してでも行く
本当に頼れる女友達は、「いつも」じゃなくて「必要なとき」に会いにきてくれる!
ライター(ジェーン)、ソーシャルメディア・ディレクター(キャット)、ファッションアシスタント(サットン)と、働く部署が違う3人はそれぞれが違う分野で駆けずり回っているけれど、誰かが困ったときにはいつもすぐに駆けつける。
ジェーン:(電話口で)「飲みすぎて吐きそうなの。髪の毛、持っててくれない?」
キャット:「すぐ行く」
3. 男社会のなか、女同士で守り合う
昔に比べると女性が輝きやすい社会になったとはいえ、今の時代はまだまだ男社会。そんな世の中では、女性同士は結束してお互いを守り合わなくてはいけない。
サットンがスカーレット誌の取締役会に在籍する弁護士のリチャードと秘密のロマンスを楽しんでいることを知ったときには、キャットから、男社会のなかで女性が直面する厳しい現実が突きつけられる。
サットン:「バレたら彼の立場がまずくなる」
キャット:「バレてもリチャードは安泰よ。他の役員に(よくやったと)祝われるだけ。傷つくのはあなたよ。お金目的で寝たと後ろ指をさされる」
4. 理解できなくても相手にとって大切なら応援する
興味がないことや、理解ができないことでも、親友にとって大切なことならば応援にいくのが女友達の役目!
キャットとサットンが女性の権利運動フリー・ザ・ニップル(※)を支持するために公園でトップレスになったときにも、「別にトップレスにならなくても」と理解に苦しむジェーンは参加を拒むものの、デモには足を運んで2人の活動を見守った。
ジェーン:「会社の水配達の人よ。彼に見せつけるの?」
キャット:「たかが胸よ」
ジェーン:「私のおっぱいはブラに収めとくわ。2人で楽しんで」
※フリー・ザ・ニップル運動/Free The Nipple:公共の場やSNSなどで男性が乳首を見せることは規制されないのに女性が乳首を見せることは規制されることは男女差別だとして、女性たちがあえて乳首を見せる社会運動。ケンダル&カイリー・ジェンナー姉妹、ベラ・ハディッド、エミリー・ラタコウスキーなど、多くの女性セレブもこの活動に参加している。
5. 恥ずかしい相談をしても笑いものにはしない
辛口ジョークは飛ばしても、笑いものにはしないのが女友達。
編集長のジャクリーンにセックスに関する記事の執筆を命じられたジェーンが、オーガズムを経験したことがないと相談したときにも、ひとしきり冗談を言ったあとに3人で解決策を考える。
ジェーン:「記事が書けないの。(セックスで)絶頂に達した経験ないから」
サットン&キャット:「・・・」
サットン:「“ない”ってどういう意味?」
ジェーン:「ないの」
キャット:「自分でも?」
6. 強引にでも背中を押してくれる
女友達は最大の支持者である一方で、最も厳しくお尻を叩いてくれる存在でもある。
ジェーンたち3人のあいだででも、誰かが及び腰になったときはすぐに他の誰かから厳しいコメントが飛ぶ。とくにサットンは、恋愛に奥手になることに容赦なし。ミニ丈で胸元が開いた服をデートに着ていくことを拒むお堅いジェーンに、“脱がなきゃ問題なし”とごもっともな意見をぶつける。
サットン:(ミニ丈のドレスを手渡し)「今夜はこのドレスを着て」
ジェーン:「こんな感じのデートじゃない」
サットン:「じゃあ脱がなきゃいいだけじゃない」
7. キャリアアップを自分のことのように喜ぶ
同じ職場で働く女友達は良きライバルであって、敵ではない。
ジェーン、キャット、サットンの3人は、誰かがキャリアアップしたときは、嫉妬しないで素直に喜んで祝福!そしてやる気をもらう。
サットン:「仕事決まった」
ジェーン&キャット:「キャーーーーーーッ!」
『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』
Huluでシーズン1 全話配信中
シーズン2は3月29日(金)より独占配信スタート
以降毎週金曜日に1話ずつ追加配信
番組ページはコチラ
キャスト:ケイティ・スティーブンス(ジェーン)、アイシャ・ディー(キャット)、メーガン・ファヒー(サットン)、メロラ・ハーディン(ジャクリーン)、サミュエル・ペイジ(リチャード)他
Photos: © 2017-2018 Universal Television LLC. ALL RIGHTS RESERVED.、ゲッティイメージズ
(フロントロウ編集部)
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