アリアナめがけて投げられたレモン
コーチェラ史上最年少、女性アーティストとしては4人目となるヘッドライナーを務めたアリアナ・グランデの2回目のステージが現地時間21日に行なわれた。
前週のステージでは、イン・シンクやディディー、ニッキー・ミナージュがゲスト出演し、2回目のステージではなんと、約2年ぶりのパフォーマンスとなるジャスティン・ビーバーがサプライズゲストとして登場し、最高の盛り上がりを見せた。
そんな2日目のステージで、アリアナを立腹させる出来事が発生した。
アリアナがサイドステージからメインステージに移動する途中で、観客のひとりがアリアナに向かってレモンを投げつけ、それが彼女の胸に直撃。
これに少しびっくりする様子のアリアナだったけれど、パフォーマンスを中断することなく続行。
しかし別のシーンでは、「誰かがレモンを投げたからでしょ!シット!」と、不満を爆発させた。
アリアナに投げつけられたモノがレモンだったことから、犯人は2018年にコーチェラのヘッドライナーを務めたビヨンセのファンだと予想する人も出てきた。
なぜならレモンは、アルバム『レモネード』に関連してビヨンセの代名詞的イメージがある果物。加えて今回のアリアナのコーチェラは、ビヨンセのステージと度々比較されることがあり、アリアナのギャラがビヨンセよりも高いと推測されたことでファンから反感を買った背景があったから。
しかし、実際には今回の騒動にはビヨンセとビヨンセのファンはまったくの無関係。アリアナにレモンを投げつけたのは、誰のファンでもない一般人女性だということが発覚した。
この女性は、自身のスナップチャットに今回の騒動のネットニュースを読み上げ、「アリアナ・グランデにレモンを投げつけたのは、この私よ!」と悪びれる様子もなく話す動画を公開したほか、現在は削除されたツイートでは「アリアナにレモンを投げて申し訳ない気持ちだけど、まあまあ楽しかった」と失言し、アリアナのファンの逆鱗に触れた。
アーティストめがけてモノを投げつける行為は禁止されている。とくにアリアナは、コンサート中に起きたテロ事件を経験し、パフォーマンス中にアタックされることにトラウマを抱えている。
そんなアリアナの気持ちを考えない無神経な行動で世間をザワつかせた犯人は、アリアナのファンを筆頭に大バッシングを受けている。(フロントロウ編集部)