セレブ御用達のフォトグラファーとして知られるマーカス・ハイドが、モデルにヌードを強要するなど数々のセクハラをしていたことが発覚した件で、シンガーのアリアナ・グランデが一連の騒動に対する自身の思いを綴った長文メッセージをインスタグラムに投稿した。(フロントロウ編集部)

“自分の意志に反することはしないで”とお願い

 リアリティスターのキム・カーダシアンらセレブ御用達のフォトグラファーとして知られるマーカス・ハイド(Marcus Hyde)から、ヌード写真を送るよう要求されたことをモデルのサンナヤ・ナッシュ(Sunnaya Nash)が告発した件で、シンガーのアリアナ・グランデがインスタグラムのストーリーに長文メッセージを投稿。

 アリアナ自身がマーカスによるセクハラ被害にあったわけではないが、同じ業界人として思うところが色々とあったようで、こう綴っている。以下、アリアナのコメント全訳。

 「ロサンゼルスもしくは別の場所で活動するモデル&アーティストのみなさんへ

 つい先ほど、とてもショッキングで痛ましい話を耳にしました。このような話が議題に上がること自体許せないけど、聞いてほしい。

 もし、フォトグラファーがあなたに無理矢理何かをさせたり、あなたの意思に反して服を脱がせようとしたりすることがあった場合、絶対に従わないで。自分がそうしたいならいいけど、そうじゃない場合は、お願いだから踏みとどまって。服を着た状態で写真を撮ってほしければ“もっと金を払え”なんて言う奴は本当に最低。

 実際にそのような被害にあった人たちのことを思うと心が痛む。こういう話を聞いているとものすごく嫌気が差すわ。被害にあった人たちに対して申し訳な気持ちでいっぱい。このようなことは誰の身にも起きるべきじゃない。

 でもこれだけは約束させて。世の中には才能があるだけでなく、人間的にも素晴らしくて尊敬できるフォトグラファーがたくさんいる。自分の周りで探してみて。あなたが過去に一緒に仕事をして“良かった”と感じたフォトグラファーの作品をSNSに投稿して、そこに友人をタグ付けするの。(善良なフォトグラファーと)彼らを必要とする人たちをつなげてあげるのよ」 

画像: ©Ariana Grande/Instagram

©Ariana Grande/Instagram

 “自分の意志に反することはしないで”と注意を呼びかけたアリアナは、続けて今回の騒動を受けてフォトグラファーたちへの不信感や不安を募らせる人たちに向けて、“悪い人たちばかりじゃない”と約束。さらに、善良なフォトグラファーに心当たりがある人は、SNSを使って情報を共有しようと提案した。 

 ちなみに、アリアナは信頼するカメラマンとして、シンガーのジャスティン・ビーバーと親交が深いアルフレッド・フローレス、自身の元恋人でもあるリッキー・アルヴァレス、アーティストと仕事をすることが多いステファン・コーリーら3人の名前を挙げている。(フロントロウ編集部)

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