人気バイクエクササイズを提供する「ソウルサイクル」の親会社のオーナーに批判が殺到し、セレブがボイコットを呼びかけている。(フロントロウ編集部)

セレブ愛好家がボイコット呼びかけ

 日本でも近年人気を集める、暗闇バイクエクササイズの先駆けとして知られるニューヨーク発祥のスピニングジムSoul Cycle(ソウルサイクル)。ヴァネッサ・ハジェンズやモデルのアレッサンドラ・アンブロジオレディー・ガガなど、多くのセレブも夢中なこのジムの親会社リレイティッド・カンパニーズ(Related Companies)のオーナーに批判が殺到している。

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 ソウルサイクルやニューヨークの会員制ジムEQUINOX(エキノックス)などを運営する同社のオーナーであるスティーブン・ロスは、不動産業者としても知られ、フットボールチームのマイアミ・ドルフィンズを所有。アメリカで最もリッチなスポーツチームオーナーのひとりとして知られている。

 そんなロスは、あるパーティの開催を発表。このイベントの開催目的が、ドナルド・トランプ米大統領の政治資金集めのためであると報じられたことで大炎上する事態になっている。そのチケット代は、約62万円(5,600ドル)から2,800万円(25万ドル)で、最も多く資金を調達した人にはトランプ大統領と直接会って話す機会や、写真を撮る機会が与えられるという。

 そんな資金集めパーティをめぐり、自身の支払う会費がトランプ大統領の資金になることを恐れるジムの会員が続出。メンバーシップの解約が相次いでいる。

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 この騒動を受けて、ソウルサイクルのCEOは声明を発表。「今回行なわれるイベントと私たちは一切関係を持っていませんし、支持もしていません。どんな会社の利益も政治家に資金を提供するために使うことはありません。私たちはメンバーとコミュニティのために動いています。寛大でいることと平等、そしてそれらの価値観に従うよう努めています」とし、「ロス氏はとても受け身な投資家ですし、このビジネスにも関わっていません」と立場を明らかにした。

 しかし、それでもオーナーとトランプ大統領の関与が明らかになったことで、ジムとの契約をキャンセルする人が続出。モデルのクリッシー・テイゲンや実写版『ライオン・キング』で声優を務めるビリー・エイチュナーらセレブも、ジムを使わないようにとSNSを通じてボイコットを呼びかけている。(フロントロウ編集部)

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