失礼なインタビューに苦言
現在シンガーや俳優として活躍するトロイ・シヴァンは、YouTuberとして活躍していた過去をもち、17歳のときに自身のチャンネルでゲイであるとカミングアウト。これまでLGBTQ+コミュニティのために度々声を挙げてきたトロイは、その理解や認知向上のためにドキュメンタリー番組に出演したり、コンサートの売り上げの一部を性的マイノリティの団体に寄付したりと、積極的に活動していることで知られている。
そんなトロイは、28日にツイッターを更新。あるファンが投稿した、雑誌Gay Nationでのトロイのインタビュー記事の写真を引用する形でこう書き込んだ。
「最後の質問のあとに、インタビュアーに対して好きな体位を聞き返してやろうと考えたけど、その質問がどんなにプライバシーを侵害するような内容で奇妙で不適切であるかを思い出さずにはいられなかった。彼はそんなことお構いなしだったけどね！」
I thought about asking the interviewer about his absolute fave sex position after that last question, but then i remembered how wildly invasive, strange and innapropriate that would be. Didn’t stop him though! https://t.co/mo80DziQrH
— troye (@troyesivan) August 28, 2019
トロイが言及した最後の質問というのは、同雑誌のインタビューで、インタビュアーがトロイに投げかけた「あなたはトップ？それともボトム？」という質問。この質問は主に同性愛者に使われる表現で、性行為の際に受動的な役割を好むボトムか、逆に能動的な役割を好むトップであるか、という意味の質問。公開されたインタビュー記事には、トロイが「えっと、その質問はパスだね」と回答したことが記されている。
トロイは、自身の性的指向に関わる質問を投げかけられたことに苦言を呈し、その質問が不適切であると批判した。
同インタビューでは、この他にも、トロイの友人シンガーでファンであることを公言しているショーン・メンデスについて、「君の恋人ジェイコブは、ショーン・メンデスと羽目を外すことに賛成してくれる？」、「ショーン・メンデスと会ったときに“イイ感じ”の雰囲気になった？」といった質問や、トロイと恋人ジェイコブが一緒に生活する愛犬ナッシュについて「それってGayby（※）みたいな感じ？」と不躾な質問が連発。
※ 同性愛者カップルが、家庭に迎える子供のこと。
モデルのジェイコブ・ビクセンマンとトロイ・シヴァン
トロイがゲイであることを利用したデリカシーのない質問が並ぶ今回のインタビューに、ネット上では「1番気色悪いことは、彼らはストレートの人にこんな質問をしないってこと」、「同性愛者にこういう質問をしていいと思うことが理解できない。ストレートのアーティストにこういう質問をする人をみたことがない」とバッシングが殺到している。（フロントロウ編集部）
