アーロンの接近禁止命令の期間が延長
2019年9月、バックストリート・ボーイズのニック・カーターと妹のエンジェル・カーターは、弟でシンガーのアーロン・カーターに対する接近禁止命令を裁判所で取得。
アーロンが、ニックの妻子の殺害をほのめかす脅迫をしたとして“一時的”に接近を禁じたニックが、この度、接近禁止命令の期間を1年間延長し、裁判所がそれを認めた。これにより、アーロンの接近禁止命令は2020年11月まで引き延ばされた。
ニックの妹でアーロンの双子の姉エンジェルも、アーロンに対する接近禁止命令の期間延長が認められており、エンジェルとアーロンによる裁判では、アーロンはエンジェルと彼女の夫コーリー・コンラッドと、2人の自宅と職場から約91m以上近づくことと、SNS上で誹謗中傷することが禁止された。
またこの裁判では、裁判官がアーロンは「銃器を所持するには危険すぎる」と判断したため、彼が所有する銃器を明け渡すことも決定したといい、それを聞いたアーロンは激高し、裁判官に向かって別の州で銃を購入してやると罵声を浴びせたと米TMZが報じている。
この裁判後、アーロンはSNSを更新。裁判に負けたことを報告すると、インスタグラムのストーリーに「今日の裁判で起きたことに傷心している。姉が何度も嘘をついて、僕の修正第2条(※)の権利を奪った」と、憤りをあらわにした。
※修正第2条(The SecondAmendment)とは、アメリカの国民が武器を保有する権利は憲法で保証されていると示された憲法。
さらにアーロンは、「姉は兄の代わりに、彼が複数の女性をレイプや性的暴行をしたことを話す僕を黙らせるために行動を取った」と、ニックが20代の頃に当時の恋人パリス・ヒルトンと大ゲンカして暴力をふるったという15年以上前のウワサや、2018年に告発されたレイプ事件に触れて、不満をぶちまけた。
アーロンの行動に不安広がる
兄姉から接近禁止命令を受けてから、アーロンはツイッターに怒涛のツイートを投稿して怒りを爆発させている。ニックはレイプを隠ぺいしたと決めつけたり、エンジェルの薬物使用を疑ったり、子供の頃に亡き姉であるレスリー・カーターやバックダンサーからレイプされたと告発。
さらには、9月に医療番組で統合失調症や躁うつ病などの複数の精神障がいを抱えていると診断されたにもかかわらず、アーロンは精神障がいだと診断されたことはないと豪語し、周囲を心配させていた。
そんな不安をよそに、この数ヵ月でアーロンは銃器をコレクションしはじめたり、顔面にタトゥーを入れたりと、立て続けに大胆な行動を取ったと思えば、つい先日の11月15日には原因は明かされていないものの入院したことを母親のジェーンが報告していた。(フロントロウ編集部)