シェイムレス
カミラの恋愛体験をぎゅっとつめ込んだアルバム『ロマンス』は、10代の頃から好きで今年ついに交際に発展したシンガーのショーン・メンデスへの思いを歌ったと言われる曲で幕開ける。
「毎朝動揺して目を覚ましていた/だって夢の中では あなたにしたいことを何でもするの」という歌詞からは、夢に出てくるほどショーンへの恋心に揺さぶられていたことが伝わる。
そしてサビでは、「今はなりふり構わず/あなたを思って大声で叫んでいる/怯まずに向き合うわ/思ったよりもずっとあなたを求めているの/思ったよりもずっとあなたを欲しているの」と、体を火照らすその熱い思いを受け入れようと決心するカミラがいる。
リヴィング・プルーフ
1曲目「シェイムレス」で、好きな人への秘めた思いを解き放ったカミラ。続く「リヴィング・プルーフ」では、その恋心が成就して、好きな人と心と肌をかさねたときの美しく、神聖で、別世界にいるような気持ちが歌われる。
「教えてほしい/でも 両手でそっと伝えて/あなたに触れられると/私はゴッホの絵のように彩られる」と、幸せのピークに達したときの光悦とした気持ちが、カミラのキャリア史上最高のファルセットで歌われる。
楽園を舞台にカミラがダンサーと優美なダンスを披露するミュージックビデオは、恋人のショーン・メンデスを撮影現場で妬かせたほどの美しさ。ぜひチェックしてみて。
シュドゥヴ・セッド・イット
この曲ではカミラが、「あなたにのめり込み どうしていいかわからなくなってた。私の恋は打ち砕かれたわ」と、夢中になった相手への失恋を歌いながらも、その相手が戻ってきたこと、そして今の自分には別の相手がいるから「私のベッドに空きはないし今は何もかも順調」と歌う。
この三角関係は、カミラと、カミラが2018年から約1年付き合ったデートコーチのマシュー・ハッセー、その後に付き合い始めた今彼のショーン・メンデスが主人公である可能性アリ!?
セニョリータ with ショーン・メンデス
デビューしたての10代の頃から知っているシンガーのショーン・メンデスとのコラボ曲。ラテン調のメロディにのせて「セニョリータと呼ばれるのが好きで仕方ないの」「僕の手は彼女の身体の形を覚えていた」と情熱的に歌い合う同曲は、MVでのカミラとショーンの濃厚なからみも話題に。
2015年にシングル曲「アイ・ノウ・ホワット・ユー・ディド・ラスト・サマー」でもコラボした2人。当時はショーンがロマンスのウワサに対して「僕から何か仕掛けても彼女のほうが全然相手にしてくれない」とぼやいていたけれど、カミラいわく、当時2人は両想いだったそう。しかしどちらも行動に移すことなく、それぞれの道に行ったという。
そしてこの曲「セニョリータ」での再コラボがきっかけで再接近。今度はお互いへの気持ちを認め合い、現在はラブラブ交際中。
ライアー
今彼ショーン・メンデスについての曲だと推測されている同曲について、「この相手に対する気持ちを長いこと否定しつづけていた。『別に好きじゃないし』と言っておきながら、会ったら『やっぱり好き(泣)』ってなっていたの」と明かすカミラ。
「あなたの唇の動きにも/そのゆっくりとした囁きにも/もう興味ない/よかったわ 忘れられて」と歌う「ライアー」は、「彼がいそうな場所に出向いては、『彼のことなんてもう何も感じないもん』と強がっていた自分を物笑いの種にしている」のだという。
カミラ本人が「今まで作ったビデオの中で一番楽しかった」と語るコメディ映画風のミュージックビデオでは、カミラが奇想天外な死を繰り返すループにハマってしまう。
バッド・カインド・オブ・バタフライズ
「確かに友だちだって言ったわ/そのときは本当にそう思ったの(本当に思った)/でもいつからか/友だち以上の存在になってしまった」という歌詞と、友達から恋人へと発展したショーン・メンデスの関係が重なるこの曲。
友達だった相手への気持ちが大きくなるなか、「どうすればいいの? あなたを愛しているのに他の人を求めるなんて」と、彼氏の存在を気にするカミラ。
カミラとショーンが交際に発展したのは、コラボ曲「セニョリータ」がきっかけ。そしてカミラとショーンが「セニョリータ」のコラボ話で連絡を取り合っていたとき、カミラはデートコーチのマシュー・ハッセーと交際中。もしやこの曲は、2人の男性を愛した当時のカミラが感じていた思いなのだろうか?
イージー
自分のややこしい性格を、欠点ではなく魅力として愛してくれる相手への愛を歌ったラブソング。
この曲は、「本当に私のことをよくわかってる/未来の私も 過去の私も」という歌詞が登場するため、カミラが10代の頃から知っている存在であり、現在の恋人でもあるショーンのことを歌っているのではと言われている。
「私の中のややこしいところも おかしな所も全て/本当に私のことを愛してる/私を理解し 大事にしてくれる/こんな人に出会えることを願っていたの」という歌詞からは、ショーンがどれだけ深くカミラを理解していて、それがどれだけカミラを安心させているのかが伝わってくる。
フィール・イット・トゥワイス
この関係は終わりだと相手に告げるこの曲は、「シュドゥヴ・セッド・イット」と「同じ状況と同じ人についての曲」とカミラは明かす。
「私が目をそらしても あなたはまだこっちを見つめてる/彼にキスしているとき あなたが感じる痛みが想像つかないわ」と歌うこの曲。カミラは曲の題材になった男性について「ずっと長いこと友達だった彼に告白されたとき、関係が気まずくなったの」と加ETに説明しているため、カミラはずっと友達だったショーンに一度告白されて断った過去があったということ?そして、曲の中でカミラがキスしているのは、1年強交際していたマシュー・ハッセー!?
カミラは、この曲を聴いたあるファンの「ボロボロになった」という感想に、「わたしも、現実にそうなった」と、当時の傷心ぶりをツイッターで振り返った。
ドリーム・オブ・ユー
カミラにとって、アルバムの中のお気に入り曲トップ3に入り、アルバムの中で「ファースト・マン」と並んで最もサラサラと書けた本音の曲だという「ドリーム・オブ・ユー」。
「シャイなシンガー」という歌詞から浮かぶのは、やはりショーンの姿。カミラは出会った当時からショーンに気持ちがあったことを認めており、そんな思いが、「出会って以来 していることと言えば あなたを夢見ることだけ」という歌詞に現れている。
ショーンと付き合う前の2019年2月には、「どうか言って あなたも私を夢見ていると」という同曲の歌詞を、こちらをじっと見つける写真と一緒にツイートしていたカミラ。このときのツイートは、ひそかにショーンに宛てたものだったのか?
please say you dream of me too pic.twitter.com/nXiNRfceod
— camila (@Camila_Cabello) February 1, 2019
ちなみにカミラいわく、「ドリーム・オブ・ユー」はデビューアルバムの収録曲「ネヴァー・ビー・ザ・セイム」のパート2のような曲なのだそう。つまり、「ネヴァー・ビー・ザ・セイム」もショーンのことを思って書いた曲だった?
クライ・フォー・ミー
「元恋人が自分より早く次に進んでしまったときに、もちろん相手には幸せになってほしいけど、そんなに早くはやめてと思う気持ち」について歌った曲だと説明するカミラ。
「そんなに気持ちの切り替えがうまいなんて思わなかった/私はちっとも眠れないのに あなたはきっと眠っている」と嘆くこの曲は、10代の頃の苦い失恋経験がもとになっているのだそう。
ディス・ラヴ
「何度も何度も」自分の心をもてあそぶ相手に、「私を愛するか そうでなければ解放して」と願うこの曲。
「Get out of my veins(私の血管の中から出ていって)」という歌詞が登場するけれど、カミラはショーンへの気持ちを歌った曲だと思われている「シェイムレス」の説明をSNSでしているときに、曲の題材になった男性をパーティーで見たときに「血管に炎が走るような感じがした」と振り返っている。
この「血管」という表現のリンクを知ったうえで聴くと、ショーンへの報われない片思いから解放されたいという気持ちを歌っている曲に聴こえる!?
ユーズド・トゥ・ディス
相手との関係が急に変化したことに戸惑いながらも、「これにもきっと慣れると思う」と、これからの進展に期待を膨らませる曲「ユーズド・トゥ・ディス」。
この曲は“ある男性”と「サンフランシスコで初デート&初キスをした翌日に誕生した」とカミラがApple Musicのイベントで明かしていたけれど、カミラとショーンは、付き合いだしたばかりの頃にサンフランシスコでデートしながらキスをする姿が目撃されている。
つまりこの曲は、ショーンとの関係が友人から恋人へと急展開したときのカミラの本音を歌ったもの、と言って良さそう。
ファースト・マン
アルバム発売までの1年半のあいだに、「初めて他人に本気で恋をするという経験をした」と米Elleで語ったカミラ。アルバム『ロマンス』はそんな経験を凝縮した作品なのだけれど、女性としてまた一歩大人になった作品のフィナーレの曲としてカミラが選んだのが、大切な父親に「あなたこそが 私を本当に愛した最初の男の人」と歌う曲。
カミラの母親のお気に入りソングだという「ファースト・マン」。カミラ自身、「歌詞を書きながら泣けてきちゃって、30分ごとにトイレにこもって号泣していたわ」と、この曲を作るのがどれだけ大変だったかを認めている。
マイ・オー・マイ(配信限定トラック)
配信版に収録されている、アルバムのなかで唯一フィーチャリングアーティストを迎えた楽曲。
「彼は楽しいことが好きだってみんな言う/真夜中に元気になるの/私のママは彼が信用ならないみたい/彼が欲しいのはアレだけ」と、年上のプレイボーイにカミラの心が揺れるこの曲では、アップカミングなラッパーとして注目されるDaBabyとコラボを果たした。
この曲は「ユーズド・トゥ・ディス」と「ドリーム・オブ・ユー」と並んで、カミラのお気に入り曲のひとつ!
12月6日の世界同時発売日には、ツイッターのワールドトレンド1位に輝いたアルバム『ロマンス』。カミラが「愛に夢中になる覚悟がある」人におすすめするという一作は、現在発売中。
カミラ・カベロ
アルバム『ロマンス』発売中
全13曲収録(配信は全14曲収録)
<国内盤CD>
SICP-6240 / 2,200円+税
歌詞・対訳・解説付き
初回仕様限定ステッカーシート封入
『ロマンス』購入・ダウンロード:https://lnk.to/CamilaCabelloRomanceJP
Photos: Camila Cabello/Twitter, Instagram, Facebook、ゲッティイメージズ、スプラッシュ/アフロ、ニュースコム
※出典の記載がない発言はすべてカミラのSNSより。
(フロントロウ編集部)
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