新型コロナウイルスの蔓延への不安にくわえ、「コロナ疲れ」や「コロナ鬱」と呼ばれるストレスに悩む人が増加中。そんな、人々を励まし、癒し、そして助け合いを促すため、セレブたちが続々とポジティブな行動を起こしている。(フロントロウ編集部)

セレブたちが「自分にできる事」で人々を応援

 収束の目途が立たない新型コロナウイルスの感染拡大。感染への不安にくわえ、連日のように伝えられる悲しく、耳を塞ぎたくなるようなニュースに「コロナ疲れ」や「コロナ鬱」といったストレスを訴える人が増えるなか、海外セレブたちは様々な方法で人々を元気づけようとしている。

 もちろん、外出自粛を呼びかけたり、支援を必要とする団体に寄付を行なうというストレートな方法で貢献しているセレブも多いけれど、独自の別の方法で人々を支援したりエールを送っているセレブたちもたくさん。そんなセレブたちの取り組みを紹介。

ウィル・スミス

 映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』や『アラジン』の俳優ウィル・スミスは、妻のジェイダ・ピンケット・スミスが、娘のウィロー・スミスと母のエイドリアン・バンフィールド・ジョーンズと母娘三世代でホストを務めているトーク番組『レッド・テーブル・トーク(Red Table Talk)』の場を借りて、緊急家族会議を招集。

 長男のトレイ・スミスやも参加し、腹を割って話し合った家族ミーティングを全世界に公開することで、不要な外出を控えること、今こそ、大切な人といたわり合いながら過ごすことの重要さを強調した。


マイリー・サイラス

 シンガーのマイリー・サイラスは、新型コロナウイルス感染拡大で北米でも外出自粛、自己隔離が行なわれるようになったことを機に、沈みがちな人々の心を少しでも浮上させようと『Bright Minded: Live With Miley(ブライト・マインデッド:ライブ・ウィズ・マイリー)』と名づけたインスタグラムでのライブ配信番組をスタート。

 その初回に、同じくディズニーチャンネル出身で、過去には不仲な時期もあったことで知られる、シンガーのデミ・ロヴァートをビデオ通話で召喚したマイリーは、デミとの友情の変遷や、自分たちがこれまでのキャリアにおいて経験したボディシェイミング(体形批判)など、ファンたちが知りたかったとっておきの秘話を語って楽しませた。

 マイリーのライブ配信は、日本時間の平日深夜3時から毎日行われており、デザイナーのジェレミー・スコット、シンガーのリタ・オラといったマイリーとプライベートで親交のあるセレブらが日替わりで出演し、さまざまなトークを繰り広げる。


リゾ(Lizzo)

 第62回グラミー賞で最多ノミネートを果たし、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス部門など3冠を獲得したシンガーのリゾは、インスタグラムを通じてファンたちのためにメディテーション(瞑想)セッションを開催。

 特技のフルートを演奏し、静かなトーンでトークを繰り広げたリゾは、「私はみんなを励ましたいと思ってるし、みんなにも恐怖に打ち勝つパワーがあるということを知っていて欲しい」と激励のメッセージを送った。


ライアン・レイノルズ

 マーベル映画『デッドプール』シリーズのライアン・レイノルズは、妻で俳優のブレイク・ライブリーとともに、カナダとアメリカのフードバンク(ホームレスや貧困家庭などに食糧支援を行なうチャリティ団体)にそれぞれ約1億円ずつ寄付しただけでなく、自身がオーナーとなっている携帯電話会社ミント・モバイルの無制限データ通信を無料で提供。

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 同社の声明では「世界が不安定な情勢に直面するなか、安心・信頼できるコミュニケーション手段の存在は必須です」、「この難関をくぐり抜けるため、私たちも何かすべきだと考えました」と、同サービスを実施することを決めた理由が説明されている。


ヨーヨー・マ

 世界的チェリストのヨーヨー・マは、「#songsofcomfort(安息の調べ)」というハッシュタグのもと、ツイッターを通じて、人々の心を落ち着かせるような名曲を演奏する動画を公開。

 「心配が募る毎日が続きますが、私の心を安心させてくれる曲をみなさんに紹介していきたいと思います」とドヴォルザークの「家路」などを演奏した。


スティーブン・アメル

 ドラマ『ARROW/アロー』の俳優スティーブン・アメルは、外出自粛や自己隔離などで孤独を感じている人々のために、インスタグラムを通じて毎日ライブ配信を実施。ファンたちとの対話に気さくに応じている。

画像2: セレブたちが「自分にできる事」で人々を応援

ガル・ガドット

 映画『ワンダーウーマン』のガル・ガドットは、親交のあるセレブたちに声をかけ、ジョン・レノンの名曲「イマジン」を交代で歌うスペシャル動画を製作

 ガルがこの曲を選んだ理由は、ヨーロッパで最も感染拡大が深刻なイタリアで、ある男性が外出禁止を余儀なくされている人々を勇気づけるために、路上でトランペットで「イマジン」を演奏する様子を収めた動画に感銘を受けたから。

 この動画には、総勢24名のセレブが参加した。

<参加セレブ>
マーク・ラファロ、エイミー・アダムス、シーア、カーラ・デルヴィーニュ、クリステン・ウィグ、ジェイミー・ドーナン、ラビリンス、ジェームズ・マースデン、サラ・シルバーマン、エディ・ベンジャミン、ジミー・ファロン、ナタリー・ポートマン、ゾーイ・クラヴィッツ、シーア、リンダ・カーター、エイミー・アダムス、レスリー・オドム・Jr.、ペドロ・パスカル、クリス・オダウド、ドーン・オポーター、ウィル・フェレル、マーク・ラファロ、ノラ・ジョーンズ、アシュレイ・ベンソン、カイア・ガーバー、カーラ・デルヴィーニュ、アニー・マムオロ、マヤ・ルドルフ


ジョシュ・ギャッド

 ディズニーの実写版映画『美女と野獣』のル・フウ役やディズニーアニメ『アナと雪の女王』とその続編『アナと雪の女王2』でオラフの声を担当したことで知られる俳優のジョシュ・ギャッドは、自宅待機を余儀なくされている子供と、在宅勤務をしながら子供たちの面倒を見ている両親たちの力になれればと絵本の読み聞かせ動画を公開。

 普段から自分の娘たちに読み聞かせている絵本を使い、特徴のある声を活かして世界中の子供たちを楽しませている。


エイミー・アダムス

 映画『アメリカン・ハッスル』のエイミー・アダムスは、恵まれない子供たちの教育や食生活を支援するチャリティ団体セーブ・ザ・チルドレンが臨時で立ち上げた「Save with Stories(セーブ・ウィズ・ストーリーズ)」と呼ばれる著名人による絵本の読み聞かせキャンペーンに参加。

自身の娘が物語を書き、夫がイラストを担当した「ザ・ドラゴン・プリンセス」というオリジナル作品を朗読する動画を公開した。

 このキャンペーンには、ナタリー・ポートマンやリース・ウィザースプーン、ジェニファー・ガ―ナ―、ガル・ガドット、ノア・センティネオといった有名俳優らが多数参加している。


ケビン・ベーコン

『フットルース』や『TAKING CHANCE/戦場のおくりびと』といった名作映画への出演で知られるベテラン俳優のケビン・ベーコンは、外出自粛や自主隔離の重要性を再認識するためのムーブメント「#6 Degrees(シックス・ディグリーズ)」を発起。

 公開した動画の中で、「僕は今、世界中の人たちと同じように家に留まっている。なぜなら、それにより、人々の命が救われるから。これが、新型コロナウイルスの拡散スピードを抑えるために僕たちができる唯一の方法なんだ」、「君が誰かと接触し、その誰かがまた別の誰かと接触することで、誰かのお母さんやおじいさん、奥さんを病気にしてしまうかもしれない」と語ったケビンは、自身は、妻で同じく俳優のキーラ・セジウィックのために、外出を自粛すると書かれたボードを持って、フォロワーたちにも同様のアクションを広めて欲しいと呼びかけ。ひとりひとりが、一体何の目的で不要な外出を避けるべきなのかを再認識しようと訴えた。

 このケビンの呼びかけには、シンガーのエルトン・ジョンや元サッカー選手のデイビッド・ベッカムも応答している。

(フロントロウ編集部)

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