テイラー・スウィフトが元カレたちの曲を「お気に入り」として紹介
米ラジオ局SiriusXMが、新型コロナウイルス拡大防止のための外出自粛が続くなか、人気アーティストたちに自宅から司会を務めてもらう特別プログラム『Hits1 N’ Chill』をスタート。その初回ゲストDJをシンガーのテイラー・スウィフトが担当した。
隔離中の生活について、料理をしたり、本を読んだり、映画を観たり、友人たちとフェイスタイムを使って話したりしながら過ごしていると明かしたテイラーは、自身が最近聴いている、お気に入りの曲を紹介。
番組内でテイラーがプレイした楽曲の中には、彼女が2012年の9月から3ヵ月間交際したシンガーのハリー・スタイルズの「アドア・ユー(Adore You)」、そして、まだ10代だった2008年に約3ヵ月間交際したジョー・ジョナスが所属する兄弟バンド、ジョナス・ブラザーズの「ホワット・ア・マン・ガッタ・ドゥ(What a Man Gotta Do)」も。
ハリー・スタイルズの「アドア・ユー(Adore You)」
ジョナス・ブラザーズの「ホワット・ア・マン・ガッタ・ドゥ(What a Man Gotta Do)」
過去には、お互いに相手との失恋を題材にしたものとみられる楽曲を発表して話題となったテイラーとハリーだけれど、ハリーは、3月に入ってから行われた米ラジオ番組でのインタビューの中で、元恋人であるテイラーについて「彼女は偉大なソングライターだと思う。彼女の作る楽曲は素晴らしいよ」とテイラーのミュージシャンとしての才能を絶賛。
そして、ジョーは、テイラーが彼との破局について、テレビ番組に出演した際に「たった25秒の電話で1本でフラれた」と発言し、ジョーを世間の批判の槍玉にあげてしまったことを10年越しに謝罪したことに対して、「正直、気分が晴れた」、「今はみんな友人として仲良くやってるし、何のわだかまりもないよ」、「若気の至りだよね」とテイラーに対してネガティブな感情は抱いていないことを明かしている。
「因縁の相手」の曲もお気に入り
ハリーとジョーという、元カレたちの曲にくわえて、テイラーは、シンガーのジャスティン・ビーバー]の最新アルバム『チェンジズ(Changes)』の収録曲「インテンションズ(Intentions)」もお気に入りソングとして紹介。
ジャスティン・ビーバーの「インテンションズ(Intentions)」
ご存知の方も多いと思うが、以前は仲が良かったテイラーとジャスティンの間には、ジャスティンがテイラーの親友であるセレーナ・ゴメスと長きにわたってアップダウンの激しい恋愛を繰り広げたことや、ジャスティンの恩師と呼ばれる音楽マネージャーのスクーター・ブラウンがテイラーの前所属レコードレーベルを買収し、テイラーの過去の楽曲の原盤権を手にした騒動などが影響して、ここ数年、不穏な空気が流れている。
それだけに、テイラーが“因縁の相手”と言われるジャスティンの楽曲をチョイスしたことには、世間から驚きの声があがっている。
テイラーが『Hits1 N’ Chill』内でお気に入りとしてプレイしたそのほかの楽曲は以下の通り。
コナン・グレイ「Maniac(マニアック)」、「imaginative(イマジネイティブ)」、「Wish You Were Sober(ウィッシュ・ユー・ワー・ソバー)」
ホールジー「You Should Be Sad(ユー・シュド・ビー・サッド)」
アリアナ・グランデ「Into You(イントゥ・ユー)」
パニック!アット・ザ・ディスコ「Hey Look Ma, I Made It(ヘイ・ルック・マ、アイ・メイド・イット)」
ナイル・ホーラン「No Judgement(ノー・ジャッジメント)」
ザ・ウィークエンド「Can't Feel My Face(キャント・フィール・マイ・フェイス)」
エド・シーラン、カミラ・カベロ、カーディ・B「South of the Border(サウス・オブ・ザ・ボーダー)」
ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー「Old Me(オールド・ミー)」
アリゾナ・ザーヴァス「Roxanne(ロクサーヌ)」
エイバ・マックス「Sweet But Psycho(スウィート・バット・サイコ)」
ビリー・アイリッシュ「everything i wanted(エヴリシング・アイ・ウォンテッド)
新型コロナウイルスの影響で金銭的危機に直面しているファンたちや故郷のレコードショップを支援するために多額の寄付を行なったことが伝えられているテイラー。まだまだ自分にできることはあるはずだと考えているとう彼女は、日々、インターネットを通じて、どうやったら困っている人たちに手を差し伸べることができるかを模索しているという。
Sirius XMの『Hits1 N’ Chill』では、今後、ナイル・ホーラン、カミラ・カベロ、シーア、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー、ケルシー・バレリーニ、チャーリー・プース、ピート・ウェンツといった人気アーティストが“ホームDJ”として自宅から番組を届ける予定。(フロントロウ編集部)