セレーナ・ゴメスが参加したトレヴァー・ダニエルの「パスト・ライフ」のリミックス音源がリリース。合わせて、同曲をモチーフにしたグッズも発売されており、グッズの収益は100%ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)運動に寄付されることも発表されている。(フロントロウ編集部)

セレーナが参加した「パスト・ライフ」のリミックスが公開

 シンガーソングライターのトレヴァー・ダニエルが先週6月26日、セレーナ・ゴメスが参加した「パスト・ライフ(Past Life)」のリミックスをリリースした。

 同曲はトレヴァーが今年3月に発表したデビュー・アルバム『Nicotine(ニコチン)』に収録されている楽曲となっている。一方、セレーナにとっては今年4月にアルバム『レア(Rare)』のデラックス盤をリリースして以来の新曲。

 「パスト・ライフ」はリリックビデオと合わせて公開されており、リリックビデオはInstagramのライブ配信風にトレヴァーとセレーナが歌を披露しながら、コメント欄を模した箇所に歌詞が流れるという作りになっている。

グッズの収益はすべて寄付

 「パスト・ライフ」のリリースと合わせて、セレーナの公式サイトでは同曲をモチーフにしたグッズも新たに発売されている。販売されているのは、同曲のアートワークをデザインに使用したファッションアイテムで、これらのグッズの収益はすべて、セレーナが設立した基金「ブラック・イクオリティ・ファンド(Black Equality Fund)」に寄付されることが発表されている。

 「ブラック・イクオリティ・ファンド」は、セレーナが非営利団体PLUS1と協力して設立した基金で、「変化のために戦うムーブメントの第一線で活動する人々についての認知度を高め、資金を提供すること」を目的としたもの。セレーナは自身のTwitterでも、「黒人コミュニティのため、平等と正義のために戦うことは、私たち全員の責任です。沈黙は、選択肢にはありません。平等のための戦いに参加しましょう」と述べ、募金を呼びかけている。

 セレーナは人種差別の撤廃を訴えるブラック・ライヴズ・マター運動に積極的に声をあげており、ブラック・ライヴズ・マターの主要なリーダーたちに、フォロワー数が1億7千890万人を超える自身のインスタグラムアカウントを数日間にわたって“乗っ取らせ”、黒人コミュニティの生の声を伝えてもらうというユニークな方法でもこの運動を後押し。

 アメリカで奴隷解放記念日に制定されている、「ジューンティーンス」とも呼ばれる6月19日に先駆け、セレーナは一連の“乗っ取り”を総括するコメントを投稿。「この日は、Black Lives Matterの重要性や、平等と正義を確立するために、なぜ私たちみんながこのムーブメントに参加するべきなのかということについて家族や友人と話し合う1日にして欲しい。そして、その会話を毎日続けよう!」とジューンティーンスについて綴り、人種差別をなくすための会話を続けていこうとフォロワーに呼びかけた。(フロントロウ編集部)

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