『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフュリオサ大隊長役であるシャーリーズ・セロンが、スピンオフ作品に出演できないことについて、思いを語った。(フロントロウ編集部)

スピンオフ制作中の『怒りのデス・ロード』

 2015年に公開され、世界中で大ヒットした映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、第88回アカデミー賞で10部門にノミネートされ、最多6部門で受賞。トム・ハーディやシャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルトやゾーイ・クラヴィッツが共演した本作で、シャーリーズが演じたフュリオサ大隊長はとくにファンから人気を得た。

 そんな『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、シリーズを通して監督を務めているジョージ・ミラーによってスピンオフが制作中。フュリオサの若かりし頃を描く作品だけれど、シャーリーズではなく、別の俳優が役を引き継ぐと言われている。

画像: 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』撮影中のシャーリーズ・セロン。ⒸVILLAGE ROADSHOW / Album/Newscom

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』撮影中のシャーリーズ・セロン。ⒸVILLAGE ROADSHOW / Album/Newscom

シャーリーズ・セロン、出演できないのは残念

 シャーリーズといえば、これまでに『モンスター』や『スキャンダル』など、作品ごとに完璧に顔が違うカメレオン俳優として、その地位を確固たるものにしてきた。しかしスピンオフには登場できないことについて、寂しく思っているよう。米Hollywood Reporterのインタビューで、作品について思いを語った。

 「受け入れるのがキツかった。私はジョージを本当に尊敬してる。彼と『怒りのデス・ロード』を作ってみてさらにその気持ちが強まったと言える。彼はすべてを把握してる人。彼には幸せしか願ってない。でも、もちろん心は痛い。あのキャラクターが好きだったし、彼女を作り出すのに参加できたことをすごく嬉しく思ってる。彼女のことはずっと忘れないし、愛しい思い出なの。そして当然、あの物語が続くのを見たかった。でももし彼(ジョージ)がそっちの方法で進むべきだと考えているのであれば、信頼する」

画像: シャーリーズ・セロン、出演できないのは残念

 シャーリーズといえば、『怒りのデス・ロード』の撮影現場では、マックス役のトムと仲が悪かったことで知られている。しかし5年が経った今、「お互いに親切にすればよかった。私たちは不思議なことに、まるで自分達のキャラクターみたいに、すべては生存するため、という風に行動していた」と反省し、トムも彼女の言葉に同調し、和解している。そんなこともあり、スピンオフ作品があるのであれば、ぜひとも出演したかったよう。

 とはいえシャーリーズともなれば、フュリオサ以外の役に顔を変えることも出来そう。別の役で隠れた出演もあり得るかも?(フロントロウ編集部)

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