ヘンリー王子とメーガン妃が、息子アーチーの写真を不正に撮影したパパラッチを提訴した。数日前には、ヘンリー王子のチャリティ団体の資金に関してひと悶着起こったばかり。(フロントロウ編集部)

ドローンで自宅にいたアーチーを撮影

 ヘンリー王子とメーガン妃が、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスにある自宅の庭で遊んでいた息子アーチーの姿を、ドローンを使用して不正に撮影したパパラッチを提訴した。パパラッチの身元は明らかになっておらず、裁判を通してその人物を特定する構えだという。

 アーチーを写した写真は、一家がマリブへ出かけた時のものだとされているけれど、裁判所に提出された資料では、ヘンリー王子とメーガン妃はアーチーをマリブへ連れて行ったことはなく、写真は自宅の庭で撮られたものだとしている。

画像: ドローンで自宅にいたアーチーを撮影

ドローン被害は数ヵ月前から

 イギリスに住んでいた頃からタブロイド紙の過激な報道に苦しめられ、現在、Daily MailやThe Sun、Daily Mirrorなどを傘下に置く英Associated Newspapers(アソシエイテッド・ニュースペーパーズ)を提訴している2人。

 しかしアメリカに渡ったあともパパラッチに追われており、2020年5月の1ヵ月で最低でも5回はドローンが2人の家の上空を飛んでいたと、米The Daily Beastが報じている。関係者の話では、結婚式の際にメーガン妃に対して犯罪予告もあったそうで、このドローンに対してテロの可能性も危惧していたという。そして今回、アーチーのプライバシーを侵害してまで不正に撮影された写真が出回ったことで、提訴するに至った。

ヘンリー王子はチャリティ団体をめぐってひと悶着

 7月下旬には、君主制に反対するイギリスの団体Republicが、王室のチャリティ団体間で移動された資金についてチャリティ委員会に調査を求めるという出来事も。Republicは、過去にウィリアム王子、キャサリン妃、ヘンリー王子、そしてメーガン妃によって運営され、現在はウィリアム王子とキャサリン妃の2人が代表のチャリティ団体ロイヤル・ファウンデーションから、ヘンリー王子とメーガン妃が運営していたチャリティ団体サセックス・ロイヤルと、ヘンリー王子のチャリティ団体トラバリストに約29万ポンド(約4,000万円)が移されたと主張。また、サセックス・ロイヤルがヘンリー王子の王室離脱に伴って、現在清算手続きをしていることから、資金がヘンリー王子個人のものになっていると主張した。

 しかしこの件についてヘンリー王子の代理人は、資金の移動は正規の手続きを経たものであり、また、ヘンリー王子はチャリティ団体から個人的な利益は得ていないという声明を発表している。

画像: ヘンリー王子はチャリティ団体をめぐってひと悶着

「ヘンリー王子および彼の慈善事業に対する誤った主張を受けることに、深く憤りを感じます。それは名誉棄損的ですし、彼がこれまでともにやってきた素晴らしい団体や人々すべてを侮辱しています。(中略)すべての資金は公正に、客観的に、そして政府の要件に沿って作られています。そして、法に従って、透明性を持って報告されています」

(フロントロウ編集部)

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