リリ・ラインハートが心の問題について語る
大人気青春ミステリードラマ『リバーデイル』のベティ役でブレイクし、今年2月に日本で公開されたストリップクラブが舞台の犯罪映画『ハスラーズ』にも出演していた俳優のリリ・ラインハートが、新型コロナウイルスによるストレスで自身が以前から抱える不安障害やパニック障害の症状が悪化したことを、インスタグラムのライブ配信で打ち明けた。
リリは、「すごく簡単な作業というか、やらなきゃいけないことですらやりたくなかった。たとえば郵便局に行くとするよね。でも、郵便局まで車を運転するのが嫌だった。その間、家に犬を置き去りにするのも嫌で、不安に駆られた。そもそも外出することも、マスクをすることも嫌だった。(いざ外出するとなったら)マスクはするけど、ストレスを感じるような環境に身を置くことが嫌でしょうがなかった」と、コロナ禍でいつも以上にストレスを感じてしまい、日常生活に支障をきたすほど精神的にまいっていた時期があったことを告白。
不安障害を克服するためにセラピーに通うなど、以前から心の問題と向き合ってきたリリは、続けて「超馬鹿げたことに過剰に反応してしまう。いつもやっちゃうんだよね」と言うと、そういう状態に陥ってしまった時には、自分で自分に「たかが郵便局に行くぐらいで何をそんなにストレスに感じてるわけ?」と言い聞かせていると明かした。
外出自粛期間を利用して心を整える
ただし、リリいわく、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出自粛期間中、いわゆるコロナ鬱のような状態になっていたことは事実だが、悪いことばかりではなかったそうで、思いがけず手に入った長期休暇を利用して“4年越し”に心の整理をすることができたという。
「(『リバーデイル』の放送がスタートした)4年前にキャリアと私生活の面で大きな変化があったんだけど、有名になったことや自分が新しい世界に踏み入れたことを受け入れるのに必要な時間を、これまでに一度も取ることができていなかった。だから私にとってこの4ヵ月間は、気持ちの整理をするという意味でとても重要なものだったの。だから、この貴重な時間を最大限に有効活用した。ほかにすることもなかったし、普段は絶対に開けることのない頭の片隅にある小さなトラウマの箱と向き合う時間にあてた」と明かし、空いた時間をすべてメンタルヘルスケアに費やしたと語った。
ちなみに、現在も週1ペースでセラピーに通っており、レイキセラピーと呼ばれる日本発祥の手当て療法も取り入れているそう。(フロントロウ編集部)