新作映画『TENET テネット』で映画界に大旋風を巻き起こすクリストファー・ノーラン監督。数々の人気作を生み出してきたノーラン監督がこれまでに手がけてきた映画を、米辛口批評サイトRotten TomatoesでのスコアをもとにTOP 10ランキングでご紹介。(フロントロウ編集部)

第10位『インターステラー』スコア:72%

 2014年公開のSF映画『インターステラー』が第10位にランクイン。マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、マイケル・ケインらが出演した本作は、滅亡の危機に瀕した地球から、新天地を探ろうとする人々と、その家族を描いている。第87回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した。


第9位『プレステージ』スコア:76%

 過去の因縁により競い合うマジシャンを描いたサスペンス映画。クリスチャン・ベールとヒュー・ジャックマンという演技派が2人のマジシャンを演じ、スカーレット・ヨハンソンがヒロインを務めた。複雑な時間軸で描き出されるマジック対決は、手に汗握る!


第8位『フォロウイング』スコア:80%

 クリストファー・ノーラン監督による初監督映画の『フォロウイング』。1940年代にアメリカで流行した映画の技法、フィルムノワールに強い影響を受けた作品で、全編白黒で撮られている。本作は、創作のアイデアのために通りすがりの人を尾行する趣味を持つ男が、思わぬ事件に巻き込まれていく様子を描いている。時間を用いたテクニックで魅せるノーラン監督の原点。


第7位『バットマン ビギンズ』スコア:84%

 DCコミックスの人気キャラクター、バットマンを描いた三部作、ダークナイト・トリロジーの第1作目。ブルース・ウェインという両親を犯罪者に殺害された青年が、いかにしてバットマンになったのか、そのオリジンが描かれる。バットマンを演じたのはクリスチャン・ベール。


第6位『ダークナイト ライジング』スコア:87%

 第7位の『バットマン ビギンズ』の続編でダークナイト・トリロジーの3作目。バットマンを引退したブルース・ウェインが再び立ち上がる姿を克明に描く。バットマン役のクリスチャン・ベールは続投、キャットウーマン役はアン・ハサウェイが、ヴィランのベイン役はトム・ハーディーが演じた。


第5位『インセプション』スコア:82%

 2010年に公開された『インセプション』。第83回アカデミー賞では、4つの賞を受賞したSF巨編。他人の頭に入り込んで潜在意識から情報を引き出す産業スパイの男が、ある実業家から依頼を受け、不可能と思われるミッションに挑む。複雑怪奇なストーリーは多くのファンを魅了した。


第4位『インソムニア』スコア:92%

 1997年に公開された同名のノルウェー映画のリメイク作品。白夜の季節のアラスカで発生した猟奇殺人事件を描いている。製作総指揮にスティーブン・ソダーバーグとジョージ・クルーニーが参加している。ちなみにタイトルの『インソムニア』とは不眠症という意味をもち、作品の中で重要な意味を持つ。


第3位『ダンケルク』スコア:92%

 2017年に公開された『ダンケルク』は、第二次世界大戦中のイギリス軍が行なった作戦、ダンケルクの大撤退の様子を描いている。陸、海、空からの視点で描かれた本作は、ノーラン監督が得意とする時間のトリックが使われており、戦場の緊迫感が伝わってくる戦争映画に仕上がっている。


第2位『メメント』スコア:93%

 2000年に公開された『メメント』は、クリストファー・ノーラン監督の出世作。ストーリーを終わりから始まりへ、時系列を逆向きに映し出していくという形式を取りながら、妻を殺した犯人を追う男性を描く。事件の外傷で10分しか記憶がもたなくなってしまった主人公が、その対策として、自分の体に刺青でメモを刻んでいくという設定に驚き。


第1位『ダークナイト』スコア:94%

 堂々の第一位は、ダークナイト・トリロジーの第2作目である『ダークナイト』。バットマンの宿敵、ジョーカーの登場で混乱に陥ったゴッサムシティでの死闘が描かれた。本作でジョーカーを演じたヒース・レジャーは、本作上映直前に他界したものの、現在でも多くのファンから“最高のジョーカー”と評されている。

 新作映画『TENET テネット』は、時間のテクニックを駆使したクリストファー・ノーラン監督の集大成ともいえる傑作。時間のルールを破り、第三次世界大戦を止めるべく立ち上がった男の戦いを描いている。現在全国で公開中の『TENET テネット』を是非鑑賞して。(フロントロウ編集部)

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