コンサートフィルムとして歴史的な大ヒットとなっている映画『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』には、映画監督のクリストファー・ノーランも一目置いているよう。『ダークナイト』シリーズや最新映画『オッペンハイマー』などで知られるノーラン監督が同作に賛辞を寄せた。(フロントロウ編集部)

クリストファー・ノーラン監督が『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』に賛辞

 10月13日に日本を含む世界中の映画館で公開された映画『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』。アメリカで、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』や『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー』を超えるコンサートフィルムとしての初週末興行成績を記録し、さらには、公開から3日で歴代興行収入記録まで塗り替えるという快挙を達成するなど、世界的な大ヒットとなっている同作だが、映画監督のクリストファー・ノーランも同作に感銘を受けた1人だという。

画像: クリストファー・ノーラン監督が『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』に賛辞

 先日、ニューヨーク私立大学のイベントで講演したノーラン監督が、そのなかで『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』に触れて、テイラー・スウィフトのビジネスパーソンとしての手腕に賛辞を寄せた。

 映画『TENET テネット』や最新作『オッペンハイマー』などで知られるノーラン監督が特に感銘を受けたのは、テイラーがハリウッドの映画スタジオではなく、映画館を所有するAMCシアターズと直接提携して、同作を配給することを決断したしたこと。ノーラン監督は「テイラーのコンサートフィルムはスタジオが配給するのではなく、劇場所有者のAMCが配給するので、テイラーは莫大なお金を手にすることになります」と語って、こうしたビジネスモデルを選択したテイラーを称賛した。

 加えて、ノーラン監督はテイラーがストリミーングサービスで配信するのではなく、まずは映画館で公開することを決めたことについても称賛。「映画を劇場で公開することで、観客は映画のストーリーや映画を観る経験を共有することができますし、それは信じられないほど価値があることなのです」と語って、映画を映画館で公開することの重要性を語った。

 実際、テイラーが映画館で同作を公開したことは大きな経済効果を生み出しており、アメリカで先立って公開を発表した際には、チケットの先行販売開始から1日で2,600万ドル(約39億円)の驚異的な売り上げを記録。それまでの1日の最高記録だった『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の売上げ(1,690万ドル/約25億円)をたった3時間で破るなど、映画業界に激震を起こした。

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