『ウォーキング・デッド』の撮影再開にあたり、ある人物が雇われたことが明らかに。その経歴が、ガチ…。(フロントロウ編集部)

新型コロナウイルスの影響を受けた『TWD』

 10月5日に、ついにシーズン10の最終回が日本で放送されるドラマ『ウォーキング・デッド』は、新型コロナウイルスの影響でスケジュールに様々な変更があった。シーズン10の最終回であるエピソード16は、当初はもちろんエピソード15の翌週に放送される予定だったけれど、編集が間に合わずに特別回として放送延期に。そしてシーズン11のほうがより影響を受け、放送は2021年になった。

 さらにはパンデミックのなか、『ウォーキング・デッド』はシーズン11で終了するという衝撃のニュースが発表されたけれど、一方で、シーズン10は最終回のあとに追加で6エピソードが足されて全22話になり、さらにオリジナルシリーズの終了後には、ダリルとキャロルのスピンオフが開始されることも明らかに。ファンの喜びと悲しみのテンションが行ったり来たりする数ヵ月となった。

画像: 新型コロナウイルスの影響を受けた『TWD』

撮影再開のために『TWD』が雇ったのは…

 そんななか、『ウォーキング・デッド』シーズン10の追加エピソードの撮影が再開されている。撮影の合間ににっこりと手を振りながら、トーク番組『Jimmy Kimmel Live(原題)』にリモート登場したダリル役のノーマン・リーダスによると、新型コロナウイルスの危険がなくなったわけではないので、撮影現場の在り方も以前とは異なっているそう。

「今はいろんな手順があるんだ。新型コロナウイルスのテストは1週間に3回受けなきゃいけない」

 ただでさえ登場人物は多めだけれど、ウォーカーも含めれば“超密”なシーンが多い『ウォーキング・デッド』。追加の6エピソードはシーズン11を待つファンを楽しませるためのもので、スケールは小さめになると見られており、ショーランナーのアンジェラ・カンによると、安全に撮影が行なえるようにデザインされたものだという。しかし、キャストから様々なスタッフまで集まる撮影現場では、感染予防のために最善を尽くしているようで、なんとも驚きの人物が新たにクルーとして参加していることが明らかになった。

「SARS(サーズ)の時にアメリカ国防総省にいた疫学者が、今、僕らのセットでのドクターなんだよ」

 アメリカ国防総省にいた疫学者、しかもSARSの時に! 関係者も守るための努力が感じられるエピソードだけれど、超一流の疫学者が、よりによってゾンビドラマの撮影現場で、人々がウイルスにかからないように指導しているという事実には、トーク番組の司会者ジミー・キンメルも思わずツッコミ。その後一拍置いてから、「注意しているんだね。それは素晴らしいこと」と真面目な顔で話していた。

 『ウォーキング・デッド』追加の6エピソードは、2021年初め頃を予定している。(フロントロウ編集部)

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