日本では考えられないようなトラブルが発生
新型コロナウイルスの影響で宅配フードやテイクアウトの需要が全世界で高まるなか、日本では考えられないようなトラブルが遠く離れたイギリスで発生していたことがわかった。
事件が起きたのは今年9月。イギリスのバッキンガムシャー在住の男性が、友人と大手宅配ピザチェーンのドミノ・ピザでピザとアイスクリームをデリバリーで注文し、届いた商品を“さあ、食べよう”とした瞬間だった。いきなり彼女から電話で「ドミノで注文したアイスクリームをあなたがまだ食べてないといいんだけど…」と言われたため、急いで自宅の玄関に設置されている監視カメラの映像を確認したところ、目を疑うような光景が飛び込んできた。
Photo：©︎South West News Service
映像に映っていたのは、デリバリーの配達員が玄関先でカップに入ったアイスクリームを股間部分になすりつける場面だった。監視カメラの映像には、その後、何事もなかったかのように、ピザと問題のアイスクリームを男性に渡すシーンも映っており、それを見た男性は絶句。すぐに、一連の出来事をドミノ・ピザに報告した。
今回の騒動をうけて、ドミノ・ピザは正式な調査に乗り出すとしたうえで、「映像を見て大変失望しました。当該の配達員の行為は容認できるものではありません。私たちはつねに高水準のサービスを提供することを目標としております。この配達員の行動はお客様の信頼を損ねるものであり、（社の規定に）明らかに違反しています」と声明文を発表。
※イメージ写真です。
男性によると、後日、ドミノ・ピザからクーポン券をオファーされたが、受け取ることを拒否したそうで、「彼らには、『あなた方の配達員が取った行動を目にして以来、安全性に疑問を抱くようになりました。二度とドミノで注文をするつもりはありません』と伝えました」、「このことを公にしようと思ったのは、こういうこともあると皆さんに知っておいてほしかったからです」と、率直な思いを英The Sunのインタビューで語っている。
ちなみに、この話を聞いて気を悪くした人も多いと思うが、アメリカではコロナ禍の今年5月、家の中に病気の子供がいると知ったアマゾンの配達員が、玄関先で子供の健康を祈りを捧げる姿が監視カメラの映像にとらえられるという、心温まるエピソードもあった。（フロントロウ編集部）
