アリアナ・グランデが『ボラット』続編のプレミアに参加
10月23日に約1年8ヵ月ぶりのニューアルバム『ポジションズ(Positions)』をリリースするシンガーのアリアナ・グランデが、新型コロナ禍で初となる映画のプレミアに参加した。
アリアナが出席したのは、コメディ俳優のサシャ・バロン・コーエンが脚本・出演・製作を務め、第64回ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門で主演男優賞 を受賞したフェイク・ドキュメンタリー映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』の続編『続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』(以下『続・ボラット』)のプレミア。
『続・ボラット』のプレミア上映会は、新型コロナ禍の開催とあり、車内で映画を鑑賞できるドライブインシアター形式で開催され、参加者たちは、2度の感染検査を経て主演のサシャとの対面を許可された。
サシャと対面したゲストのなかには、アリアナのほかにも8月末に娘のデイジー・ダヴちゃんが誕生したばかりのシンガーのケイティ・ペリー&俳優のオーランド・ブルームや、ディズニーの実写版映画『美女と野獣』のル・フウ役やディズニーアニメ『アナと雪の女王』のオラフの英語版の声優を務めていることで知られる俳優のジョシュ・ギャッドの姿も。
ボラットの公式インスタグラムでは、全員がマスクを着用した集合写真が公開された。
後列左端がサシャ。彼の乳首をつねっているのがジョシュ、その手前がケイティ、パネルをはさんでアリアナ、その右隣りがオーランド。
ご覧の通り、ゲストたちはサシャ扮する架空のカザフスタン人ジャーナリスト、ボラット・サグディエフが、股間と額をマスクで隠しただけの、ほぼ裸の等身大パネルを囲んでポーズ。
作品に満足し、すっかりボラットへの愛を深めた様子のアリアナは、ちょっと卑猥な等身大パネルがとても気に入ってしまったようで、記念撮影後にこっそり会場から盗み出す様子をインスタグラムストーリーで公開していた。
Ariana Grande Via Instagram Stories pic.twitter.com/FpsOKDD3gh
— Ariana Grande Update (@ArianatorFallen) October 20, 2020
オシャレな自宅のインテリアに
今年の夏にロサンゼルス近郊の高級住宅街ハリウッドヒルズに約14億6,000万円の豪邸を購入し、順調交際中の不動産エージェント、ダルトン・ゴメスと同棲生活を送っているアリアナ。
外観だけ見てもかなりオシャレな邸宅には、クセ強めなボラットの等身大パネルはミスマッチのように思えるが、アリアナは、そんなことはお構いなしで、自宅内部の階段の踊り場にボラットのパネルをインテリアとして設置。
アリアナの愛犬は、見知らぬアラフィフ男性のほぼ裸の等身大パネルが、突然、生活空間に侵入してきたことに動揺を隠せない様子。アリアナは、愛犬がパネルに向かって吠える様子を撮影した動画も公開していた。
アリアナはサシャに宛てて、「あなたは最高に勇敢で面白くて、聡明な人ね。二度の検査を導入した新型コロナ禍でも安心なドライブイン上映会に参加させてくれてありがとう。世界中がこの映画を観るのが本当に待ちきれない。ずっと座席から身を乗り出して観入っちゃった。先に鑑賞させてもらえたことは栄誉!」と絶賛のメッセージを送っており、『ボラット2』に相当に満足したよう。
『ボラット』続編はどんな作品?
世界総興収2億6200万ドルという大ヒットを記録した前作『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』は、カザフスタンのテレビ記者ボラットが、アメリカ横断の旅を敢行し、文化的な衝突を繰り返す珍道中の模様を描いた社会風刺コメディ。
サシャ演じるボラットが、アポなしで突撃ロケを行なう破天荒なドキュメンタリースタイルの同作では、劇中で面目をつぶされた人々が、映画公開後に訴訟を起こすという異例の事態にも発展した。
11月3日のアメリカ大統領選に先駆け、10月23日からAmazonプライム・ビデオで世界配信される続編『続・ボラット』は、相変わらず奇想天外なキャラクターのボラットが、アメリカの文化をさらに深く知り、新型コロナウイルスや大統領選挙といった、今まさに人々が気になっている話題についても斬り込んだ作品。
本作には、新人俳優のイリーナ・ノワーク演じるボラットの娘も登場。父娘のコミカルなやり取りにも期待が集まっている。
(フロントロウ編集部)
※『ボラット』続編の邦題が明らかになったため、記事内の一部記載を修正しました