ユニバから追い出される人が最も多いシーズンが到来
アメリカのカリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドと、フロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートから“永久追放”された人たちについて、これまでに何度かフロントロウでお伝えしたことがあるが、ディズニーランドの強豪相手であるユニバーサル・スタジオでも「生涯出入り禁止」を言い渡されることはあるのだろうか?
調べてみたところ、アメリカのカリフォルニア州にあるユニバーサル・スタジオ・ハリウッドと、フロリダ州にあるユニバーサル・オーランド・リゾートでは、ハロウィンシーズンに出禁を食らう人が最も多いことがわかった。
両ユニバーサル・スタジオでは、毎年、ハロウィンシーズンになるとテーマパーク全体が巨大なお化け屋敷と化す「ハロウィン・ホラーナイト」なるイベントが開催され、大勢の人たちでにぎわう。
しかし、イベントが開催されている時間帯が“夜”ということもあって、ある禁止事項を破る人たちが後を絶たないのだという。それは未成年者による飲酒。日本では20歳で飲酒が解禁となるが、アメリカで法的に飲酒可能な年齢は21歳からで、コンビニでもスーパーでもレストランでもお酒を購入する際には必ず身分証を提示しなければならず、日本よりもチェックが厳しいことで知られる。にもかかわらず、偽造した身分証を使って購入したり、21歳以上の同伴者に“横流し”してもらったり、あの手この手を使って酒を手に入れる輩が。
そもそも法律で禁止されているのだから当然といえば当然だが、万が一、未成年で飲酒しているのがバレるとただ園から追い出されるだけでなく、最低でも1年はユニバーサル・スタジオの敷地内に足を踏み入れることができなくなる。また、手口が悪質だったり、その後の言動に問題があったりした場合には「生涯出入り禁止令」を言い渡されることも。
SNSやネットの掲示板で「ユニバを出禁になった」と証言する人たちのほとんどが、この飲酒ルールを破った人たちで、2008年にはじつに100人以上もの若者が出禁を命じられた。
ちなみに、ディズニーランドと同じくユニバーサル・スタジオでも出禁になる理由は様々で、2019年にはアトラクションの記念撮影スポットで片手でナチス式敬礼をし、もう片方の手で白人至上主義者であることを表す差別的なハンドジェスチャーをした4人組の若者グループが、ユニバの規約に違反するとして永久追放された。(フロントロウ編集部)
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