シンディ・ローパーが故三浦春馬へメッセージ
2005年に実話を基に作られた映画『キンキーブーツ』が公開されると、そんな映画を基にして2012年にシカゴのバンク・オブ・アメリカでミュージカル『キンキーブーツ』が幕開け、翌年の2013年にブロードウェイに進出。その後、全米ツアーが行われるようになり、今では日本を含む世界各国で公演が行なわれるほど人気が高いミュージカルに成長。
日本でも『キンキーブーツ』の人気はすさまじく、2016年に日本で初めて『キンキーブーツ』の公演がスタートし、2019年に再演を行なうほど。そんな『キンキーブーツ』の日本版でドラァグクイーンのローラという難しい役を演じたのは、俳優の三浦春馬。しかし、三浦春馬は、7月に30歳という若さでこの世を去ってしまった。
多くの人が悲しみに暮れ、三浦春馬が演じるローラに魅了されたファンにより、『キンキーブーツ』の映像化の署名が行なわれることに。その署名には、6万人以上が賛同したけれど、実現することが出来ず。ところが、今回、ブロードウェイのチームから12分のパフォーマンス映像の使用が許諾されたことにより、ステージ上で輝くローラの姿や関係者のコメントなどが含まれた約20分の映像が公開された。
その動画の冒頭で三浦春馬にメッセージを送ったのは、『キンキーブーツ』の音楽を担当した大御所シンガーのシンディ・ローパー。シンディは動画の中で「春馬はいつまでも『キンキーブーツ』ファミリーの大切な一員です。彼のご家族、そして彼が愛した方々へ心よりお悔やみ申しあげます。春馬はみなさんの心の中で生き続けるでしょう」と三浦春馬のことを追悼し、メッセージを送った。
シンディ以外にも振付師兼演出家のジェリー・ミッチェルをはじめ、音楽のスーパーバイザーであるステファン・オレムス、振付師のラスティ・モワリーなど、世界で活躍する人たちがメッセージを送り、三浦春馬がいかに大勢の人から愛されていたかわかる映像となっている。
『キンキーブーツ』以外でも、三浦春馬は世界のトップスターと共演する機会が多く、彼が亡くなった時はエミー賞、グラミー賞、トニー賞など、エンタメ界の数多くの賞を受賞しているシンシア・エリヴォや大ヒットドラマ『glee/グリー』にウィル・シュースターとした出演していたマシュー・モリソンらも追悼コメントを発表していた。(フロントロウ編集部)