Netflixで配信されているドラマ『エミリー・パリへ行く』でミンディ・チェンを演じたアシュリー・パークは、15歳の頃にがんであると宣告されていたことを明かした。(フロントロウ編集部)

『エミリー、パリへ行く』キャストが過去を明かす

 今もなお熱狂的なファンが多いドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ(以下SATC)』でクリエイターを務めたダレン・スターが共同制作を手がけているほか、『SATC』でスタイリストを務めたデザイナーのパトリシア・フィールドがスタイリストを担当しているドラマ『エミリー、パリへ行く』。

 『エミリー、パリへ行く』は10月2日に公開されたけれど、アメリカやカナダでは、配信開始初週にNetflixのドラマ部門の視聴回数ランキングで1位に輝き、日本でも10月第2週のドラマ部門の週間ランキングで1位(※Flix Patrol調べ)になるという人気ぶり。

 こじれた恋愛やファッションといった多くの人が好きな話題を盛り込んだ、今も話題が尽きない『エミリー、パリへ行く』で、主演のリリー・コリンズが演じるエミリー・クーパーの親友であるミンディ・チェンを演じたのがアシュリー・パーク。アシュリーは、韓国系アメリカ人で、ミュージカル版『ミーン・ガールズ』でグレンチェンを演じるなど、こつこつと俳優としてのキャリアを積んできた。

 そんなアシュリーが単独で米Cosmopolitanのインタビューを受けることに。アシュリーが受けたインタビューでは、『エミリー、パリへ行く』の話を中心に進められていたけれど、ある驚きの事実を明かした。それは、15歳の頃にがんと診断されていたということ。アシュリーは白血病だという事実を15歳で突きつけられたようで「よくがんのことを話題に出される。けど、がんについて語ることはまったく気にしていない。がんのことを話すことは大切だと思っている。一方で、この経験についてや、この経験が自分の生き方にどんな影響を与えたかについて聞かれない時もそれはそれで感謝している」と、自分の経験をシェアすることは大切なことだと思う一方で、がんについては話題に出さずそっとしてくれることにも感謝していると語った。

 現在はがんに打ち勝つことができたけれど、長年治療のために使っていた化学物質の潜在的で長期的な副作用があるよう。しかし、アシュリーはこの事実に耳を傾けたくないようで「自分が不妊の可能性があることや、私の心臓が機能しなくなる可能性があることなどを知りたくなかった。なぜなら、1度口に出すとそのことばかり考えてしまうから。私の体は病気に勝ったけれど、(病気のせいで)何かを変えてしまったとしたら、それは(病気が)勝ったということ」という胸の内も明かした。

 『エミリー、パリへ行く』で知名度をあげたアシュリー。がんサバイバーとして発信し、大きな舞台で活躍し続けるアシュリーの今後を見守りたい。

(フロントロウ編集部)

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