ハリー・スタイルズが男性としては初めて単独で米Vogue誌の表紙に抜擢。インタビューのなかで、服を着る上で男性用と女性用の服を分けて考えていないことについて語った。(フロントロウ編集部)

ハリー・スタイルズが女性の服を着ることについて語る

 今年で結成10周年を迎えたワン・ダイレクションのメンバーで、昨年12月に最新作となるセカンドアルバム『Fine Line(ファイン・ライン)』をリリースしたハリー・スタイルズが、男性としては単独で初めて米Vogue誌の表紙に登場した。

 2019年のメットガラ(METガラ)に、首元にはボリューミーなリボン、袖口や胸元にはレースがあしらわれたブラックのシースルーのブラウスを着用して出席したことでも知られるハリーは、インタビューのなかで、女性用とされる服を好んで選んでいることについて言及しており、「華やかな衣装を着ることがあるけど、それを着ることがおかしなことだとは思わない」とした上で、「自分が心地いいと思う服を着ること。それって、(その人にとっての)スーパーヒーローの衣装のようなものだよね」とハリー。

 自分が着たいと思う服を着るのが一番だとして、「服というのは、楽しんだり、実験したり、遊んでみたりするためにあるんだよ」と語った。

画像: ハリー・スタイルズが女性の服を着ることについて語る

 「『男性のための服があって、女性のための服がある』っていう障壁さえ取り除けば、言うまでもなく、楽しむことのできる領域が広がることになる」とハリーは続けている。「僕も時々、ショッピングに行った時に女性の服を見ることがある。『素晴らしいな』って思いながらね」。

 ハリーはインタビューのなかで、幼少期には華やかな衣装に身を包むアーティストたちに影響を受けたことを明かしており、「プリンスやデヴィッド・ボウイ、エルヴィス(・プレスリー)、フレディ・マーキュリー、エルトン・ジョンのようなショウマン」を、影響を受けたアーティストとして挙げている。

 一方、ハリーは先日、俳優のリリー・ジェイムズと共に、2012年に出版されたベサン・ロバーツの小説をもとに男性同士の恋を描く映画『My Policeman(原題)』に出演する可能性が浮上している。

 ちなみに、11月13日に最新シングル「Therefore I Am」をリリースしたビリー・アイリッシュも、男性でも女性でも好きな服を着ればいいと明言している1人で、「女性、男性、誰にしたって、自分の着たい服を着て、自分の肌や自分の身体に自信を持っているような人はつねに応援しているし、大好きだよ」と2019年に語っている。(フロントロウ編集部)

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