新型コロナウイルスの変異種が猛威をふるうイギリスで、ロックダウン中の外出規制を破ってマクドナルドに行った4人の若者を待ち受けていた結末が「哀れ」としか言いようがない。(フロントロウ編集部)

お目当ての朝マックの代わりに“アレ”を手にすることに…

 日本でも東京をはじめとする1都3県で政府による緊急事態宣言が出されるなど、新年を迎えてもなお、新型コロナウイルスが全世界で猛威をふるい続けるなか、感染力が非常に強い変異種の感染拡大を阻止するべく3度目のロックダウン(都市封鎖)が実施されているイギリスで、若者4人が外出規制を破ってマクドナルドへと行った結果が「哀れ」だと話題になっている。

 ロックダウン中の外出は原則禁止で、「外出できるのは生活に不可欠な買い物、リモートに切り替えるのが不可能な仕事、健康のための運動、他者の世話もしくは介護、病気の治療やコロナ検査を受けるといった医療上の理由等にかぎる」という、かなり細かいルールが設けられており、当然、破った場合は罰則の対象に。

 そんなルールを知ってか知らずか、朝の5時に朝マックをゲットしようとマクドナルドへとやって来た4人の若者。マクドナルドへ行くこと自体に問題はないが、ロックダウン中は3人以上の集会が禁止されているため、4人は完全にアウト。

画像1: お目当ての朝マックの代わりに“アレ”を手にすることに…

 英The Sunによると、車でマクドナルドへと向かう途中、警察に車を止めるよう指示され、ルール違反がバレてしまった4人は“コロナ切符”と呼ばれる違反切符を切られてしまったそうで、1人につき200ポンド(約2万8,000円)、合計で800ポンド(約11万2,000円)の罰金の支払いを命じられた。

画像2: お目当ての朝マックの代わりに“アレ”を手にすることに…

 朝マックを美味しく頂くはずが、お目当の商品を手に入れる前に違反切符を手にすることになった4人。地元のコロナ対策チームは、ツイッターに「午前5時、マクドナルドへ行く途中だった若者4人が乗った車を捕まえました。4人とも同じ家に暮らしているわけではなかったので、コロナ切符を4枚発効しました。同じように違反切符を切られないよう、政府のガイダンスを確認してください」と投稿し、市民に今回の件を教訓に同じ過ちを犯さないよう促している。

日本よりも外出規制が厳しい海外では“あるある”

 じつは、海外では日本と違って“罰則あり”の厳しい外出禁止令や要請などが出されているため、こういったことは決して珍しいことではない。

 アメリカでは、新型コロナウイルスの感染拡大が始まってまだ間もない昨年4月、州政府による外出禁止令が出されていたカリフォルニア州のフリーモントから、サンタクルーズへとロードトリップに出かけた若者7人が、飲み物欲しさにセブンイレブンに立ち寄ったところ、たまたま付近を巡回していた警察官に見つかってしまい、1,000ドル(約10万円)の違反切符が切られた。もちろん1人につき1,000ドルなので、7人合わせて7,000ドル(約70万円)もの大金を支払うことに。

 また、昨年12月、オーストラリアでも自宅待機要請を破ってマクドナルドへと駆け込んだ男性が、罰として、政府が管理する宿泊施設へと連れて行かれ、費用を自分で負担することを余儀なくされるという出来事があった。(フロントロウ編集部)

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