マーベルコミックスが原作の『デッドプール』
ライアン・レイノルズが主役のデッドプール/ウェイド・ウィルソンを演じた『デッドプール』シリーズは、2016年と2018年に映画が公開された人気コメディアクション。
マーベルコミックスが原作の作品ではあるものの、『デッドプール』と『デッドプール2』は20世紀フォックスが手掛けた作品であるため、ウォルト・ディズニー・スタジオの子会社であるマーベル・スタジオによるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)には属していなかった。
しかし2019年に、ディズニーが20世紀フォックスの買収を完了。これにより、マーベルファンは、これまでクロスオーバーが見られなかった『デッドプール』や『X-MEN』シリーズも含めた「夢の共演」の実現に近づいたと歓喜した。
『デッドプール3』はMCU作品に
そして先日、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ氏が、『デッドプール』3作目はMCU作品であることを明言。前2作と同様にR指定になるという。
「作品はR指定になる。今はライアンの指揮のもと、脚本を練っている。今年(の撮影)にはならないね。ライアンはとても忙しいし、成功している俳優だ。私たちも、すでに制作を発表しているものについて莫大な仕事量があるし。しかし、(『デッドプール3』が)始まっているのは嬉しいよ。あのキャラクターはMCUにおいては異なったタイプのキャラクターだし、ライアンはすごく能力があるから、彼があのキャラクターを演じるのを見ることはただただ楽しみだね」
ライアン・レイノルズがさっそくディズニージョーク
ファイギ氏の発表を受けて、ライアンもインスタグラムで反応。何か喜びの発言をするかと思いきや、ジョークを言うことが大好きで知られるライアンらしいコメントをファンに届けた。
「第1の仕事だ:バンビのママを殺した奴を見つけろ。# デッドプール3」
ディズニー参加の作品の仲間入りとなったことで、1942年の古典アニメーション映画『バンビ』の中で最も悲劇的なシーンとされるバンビの母親の殺害を持ち出し、それが新作の展開になるというジョークを飛ばしたライアン。ライアンのジョークを楽しんだファンからは、「ネタバレ注意」と言ったコメントなどが寄せられた。
ちなみに、ファンの間でデッドプールとの共演が期待されているのは、スパイダーマン。この2人については、スパイダーマンが大好きなデッドプールと、デッドプールがあまり好きではないスパイダーマンの2人を主人公にした『スパイダーマン/デッドプール:ブロマンス』というコミックが存在するほどで、アメコミクリエーターのロバート・ライフェルドは、「スパイダーマンなしのデッドプールはありえないよ」とコメントしたこともある。(フロントロウ編集部)