『マトリックス4』のタイトルが判明? そして、“あのオープニング映像”も復活?(フロントロウ編集部)

『マトリックス4』のタイトルが判明?

 世紀末の1999年に1作目が公開され、その革新的な世界観と映像で世界を興奮の渦に巻き込んだ映画『マトリックス』シリーズが、約20年ぶりに帰ってくる。現実がついに『マトリックス』の世界観に追いついたとも言えるような時代の2021年に公開予定の4作目は、アメリカのサンフランシスコで撮影が始まり、2020年11月に、ドイツのベルリンで撮影が完了した。

 撮影終了パーティーを巡ってはひと騒動あった『マトリックス4(仮題)』だけれど、制作陣の結束は固いようで、撮影に参加した1人のメイクアップアーティストは、「これは、これまでに監督からもらった撮影終了のプレゼントのなかで、1番イケてるものの1つだよ」と、前3部作より監督を務めるラナ・ウォシャウスキーから送られたプレゼントをインスタグラムに公開した。

 そして、そのなかで彼女が持つポストカードに綴られた言葉に、注目が集まっている。そこには、こんなメッセージが…。

 「『Matrix Resurrections(マトリックス レザレクションズ)』を作った、この非凡な日々のなかで。みんなを愛しています」

 ラナからの愛に溢れたメッセージだけれど、ファンが気になってしまったのはやっぱり、『Matrix Resurrections(マトリックス レザレクションズ)』という言葉!

 現時点では4作目に関してキャスト陣が発表されている程度で、ストーリーラインも、そのタイトルも明かされていない。

 しかし、『マトリックス』、『マトリックス リローデッド(The Matrix Reloaded)』、『マトリックス レボリューションズ(The Matrix Revolutions)』と、“R”がタイトルにつけられてきたシリーズの4作目であり、キアヌ・リーブス演じるネオと、キャリー=アン・モス演じるトリニティーがどのように復活するのかが注目されている本作に、復活という意味のResurrectionがつけられたとしたら、ファンも納得の流れだろう。

 しかし、このことを受けてワーナー・ブラザース側は、米Screen Rantに、『マトリックス4』のタイトルは現時点では未定であるとコメントした。

画像: ⓒROADSHOW FILM LIMITED / Album/Newscom

ⓒROADSHOW FILM LIMITED / Album/Newscom

 映画の制作過程では、プロジェクトを呼ぶためのコードネームのようなワーキングタイトルというものがつけられることは多く、Matrix Resurrectionsもその可能性はある。しかしMatrix Resurrectionsは、ワーキングタイトルにしては具体的な印象も受ける。ワーキングネームは本タイトルに影響を与えることはほとんどないため、もしこれがワーキングタイトルである場合は、残念ながらまったく違うタイトルになる可能性が高い。

 この写真を公開したメイクアップアーティストは、その後、投稿を削除している。

日本語のオープニングがまた見られる?

 また、この写真からは、ある別の期待もかき立てられる。とくに日本人のファンならば。

 『マトリックス』シリーズのオープニングとして記憶に残る、黒い画面の中を緑色のコードが流れていく「マトリックスコード」の映像は、よく見ると反転した日本語のカタカナが使われていることが分かる。そしてあのカタカナがどこから来たかというと、その制作に携わったデザイナーのサイモン・ホワイトリーが、日本人である妻が持っていたお寿司のレシピ本をスキャンして作り出したものであることは、ファンの間では知られた話。

 そして今回公開された4作目の撮影終了のプレゼントにプリントされたマトリックスコードも、カタカナであることが分かる! なんだか今回は、漢字のようなものもありそうな…? 

画像: メイクアップアーティストが公開した写真を反転したもの。

メイクアップアーティストが公開した写真を反転したもの。

 前回制作された文字をふたたび使用しているのか、今回新しくどこかから作り出したのかは分からないうえ、それがオープニング映像に使われるかも分からない。しかし、もしあのオープニング映像も復活するのなら、それを見ながら、意味のある日本語の単語を探し出そうとしてしまうファンの姿は今回も見られることになりそう。(フロントロウ編集部)

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